2018.10.13 Saturday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2018.10.13 Saturday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

2018.05.27 Sunday

バレエ三昧の季節 そのNBAスタジオリハ見学

 

今週25(金曜)は新所沢のNBAバレエ団に出向き、

6月公演「Short Stories 9 – BALLET INCREDIBLE」(→こちら)

のスタジオリハーサルを見学した。

ファンクラブのプレミア会員(→こちら)のための特典ご招待で、

またとない経験をさせていただいた。

 

 

「ショート・ストーリーズ 9 ─バレエ・インクレディブル」は

NBAがこれまで上演してきた作品の中でも飛び切りの十八番、

ともいうべき作品7編:

 『スターズ&ストライプス』より パ・ド・ドゥ

 『ガチョーク賛歌』より 性トリオ

 『ケルツ』 全篇

 『ロミオとジュリエット』より パ・ド・ドゥ

 『ザ・リバー』より ボーテックス

 『海賊』より パ・ド・トロワ

 『ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第一番全篇

これに振付家兼ソリストの宝満直也による新作11匹わんちゃん』

プリンシパルの佐藤圭も振付に挑んだ新作La Vitaが入っている。

ファンにとっては文字通りIncredible(まじ、すげえ! の意)な贅沢さだ。

 

スタジオリハでは、ガチョーク、ケルツ、ブルッフ(部分)、La Vita

11匹わんちゃんを見せていただいたが、普段の稽古場の至近距離で

ダンサーたちがパワー全開で踊っているのを観るのはすごい迫力だった。

新作は(当然)観たことがないので興味津々だったが、

La Vitaは美しく長い腕脚を持つ佐藤自身によるソロで、

儚くもたおやかにして生命力溢れる神羅万象の輪廻を体現している。

衣装がどうなるかが楽しみだ。

宝満の11匹わんちゃん』は、意表を突いたオトナなコンセプトで、

ダンサーに高度なテクニックと激しい動きを要求している。

「衣装は着ぐるみですか?」の声が見学ファンから聞こえていたが、

「本番を乞うご期待」と、思わせぶりな振付家のご託宣だ。

 

芸術監督の久保綋一は新しい振付家をどんどん起用していく戦略で、

著書『日本バレエを変える ─コーイチ・クボの挑戦―にもあるように

まず自分のバレエ団NBAの変革を推し進めている。

毎年怒涛のように押し寄せてくる海外バレエ団の日本公演に負けず、

張り切ってもらいたい。だから応援を続けている。

 

公演は6月151617日、全4回公演@彩の国さいたま芸術劇場だが、

ゲットしてあるチケットは15日の昼・夜で、キャスト替わりを楽しむつもり。

個人的には大好きな『ケルツ』と『ザ・リバー』を堪能すると同時に、

衣装・照明ありでの新作本番お手並み拝見といったところだ。

 

話しは変るが、最近、銭湯に行っている。

仕事で硬くなった脳味噌をふやかすのと同時に、

バレエのレッスンで硬くなった筋肉をほぐすことができる。

なんと、この南青山に、100年続く銭湯があるのだ!

「清水湯」という。

 

「清水湯」は港区南青山3-12-3 直近は表参道駅A4

 

一年程前に知り合いがFBでアップしていたので知ったが、

実際行ってみると、ほんと、結構な銭湯で気持ちがいい。

浴室の水は軟水で、3種類のジェットバス、水風呂もあり、

高濃度炭酸泉(炭酸ガスが細かい気泡で溶け込んでいるお湯)

シルク風呂(お湯に微細な空気の泡を混合させいる真っ白なお湯)完備。

銭湯で湯上りといえばこれでしょう、とばかりにコーヒー牛乳を飲み、

ついでに北海道豊富牛乳使用のアイスクリームをいただく。

すんごくし・あ・わ・せ!

 

 

 


2018.05.22 Tuesday

バレエ三昧の季節 その 屮魅譽┘奸Εラ」など

 

遅れている次の本の作業が大分整ってきたので、

2ヵ月も休載状態だったブログを書く余裕も出てきた。

忘れないうちに、まず3、4、5月に観たバレエ作品について──。

 

3月14日(水)バレエフレンドK子さんと観た

ボリショイ映画「ジゼル」@TOHOシネマズ新宿:

  ポルーニンのアルブレヒト狙いだったが、私感では、

彼の容姿は軟弱な貴族向きではなく、ザハロワは

いつもながら美しいが、このジゼルにはいささか薹が立ちすぎ。

最近のわたしは、西洋人で頭小・腕脚長いダンサーだからステキ、

とは思わないので、鑑賞の仕方が難しい。

 

3月25日(日)一般社団法人現代舞踊協会主催の現代舞踊名作劇場

       @彩の国さいたま芸術劇場大ホール:

 日本のバレエ史の研究のためにどうしても観ておきたかった公演だ。

石井みどり作《体 ─たい─》(1961年初演)

江口隆哉・宮操子作《プロメテの火 ─全景─》1950年初演)。

西洋からバレエが入ってきて、先人たちはその洗礼を受けたが、

ある時点でバレエから離れ、現代舞踊のパイオニアとなった人たちが日本にはいた。

その流れから出て来た舞踊家の代表例が石井みどりであり、江口・宮夫妻だ。

日本のバレエの今後を考察するには欠かせない人たちであり、作品である。

個人的に琴線に触れたのは《体 ─たい─》で、

音楽がストラヴィンスキー「春の祭典」のせいかもしれないが、

群舞ダンサーたちの驚くべき身体能力が音とマッチして圧巻、現代的。

振付、舞台展開も秀逸で全然古くない。

 

(上)指揮者・作曲家の近衛秀麿が戦前、ドイツから持ち帰った「春の祭典」の楽譜。

(下)劇場ロビーに飾られていた昔の「体 ─たい─」の舞台写真と、晩年の石井みどりさんのポートレイト。

 

4月18日(水)ボリショイ映画「パリの炎」@TOHOシネマズ日本橋:

 「パリの炎」は昨年6月のボリショイ・バレエ団来日60周年記念公演の

プログラムに入っていたが、観逃していたので、映画が来てラッキーだった。

フランス革命のときの市民たちが闘う姿をバレエ化したもので、

お姫様だの妖精だのという夢の世界ではない、地に足がついた内容、

それをバレエで力強く踊って表現するのだから、これはもうわたし好み。

キーロフ・レニングラード・バレエ団がワイノーネン版を1932年に初演、

ボリショイ劇場では1933年に上演されたというが、

日本ではコンクールでパ・ド・ドゥを見かけるぐらいなので、

一体全幕はどういうストーリーなのだろうと気になっていた。

今回のはボリショイのラトマンスキー芸術監督の台本・振付による、

衣装も装置も刷新されたニューバージョンで、2008年に初演されたという。

だからなのだろう、クランコ的というか、ノイマイヤー的というか、

ダイナミックでドラマチックで斬新なのだ。それでいて、

革命がもたらす人間の希望、悲哀、エネルギー、未来をうまく描いている。

 

月が替わって、5月9日(水)ウィーン国立バレエ団の

ヌレエフ・ガラ」@Bunkamuraオーチャードホール:

今回の来日公演には「海賊」もプログラムにあったが、

3月にNBAバレエ団のを観たばかりだったし、

ヌレエフ・ファンとしては当然、ガラを選んだ次第。

 

(左)売り場にあったパネル。(右)プログラム。表紙がベージュに金の飾り罫でとても上品。

 ルグリ版「海賊」の解説、本人のロングインタビュー記事が読み物のようで充実している。

 

このバレエ団の芸術監督は元パリ・オペラ座エトワールで、

いまでも日本で人気のある54歳のマニュエル・ルグリ(就任2010年〜)

彼は駆け出しの頃、パリオペ芸術監督だったヌレエフに目をかけられ

大抜擢を受け、今日自分があるのはヌレエフのおかげ、として

毎年、オマージュとしてこのガラを上演している。

 

前半はバランシン《ワルツ・ファンタジー》(1931年初演)を除けば、

11作品が20世紀後半から21世紀に入って作られたもので、

ヨーロッパのバレエの進化、変貌の方向を示唆している。

ルグリは2020年に芸術監督の座を退くと公表しているが、

退任までにこのバレエ団をさらに大きく育てておこうとしているのか、

そんな彼の真摯な意気込みが感じられるラインアップになっている。

強烈に印象的だったのはノイマイヤー振付《『ヨゼフの伝説』より》と

ダニエル・プロイエット振付《シーニュ 白鳥》。

前者はヨゼフ役のダンサーが全裸に近い姿で美しく衝撃的に踊り、

後者は環境破壊された21世紀の地球の“瀕死の白鳥”とでもいうか、

顔は白塗り、真っ赤な紅で大きく裂けたような口を描いたバレリーナが、

奇抜なデザインのチュチュで、半身不随、腕脚骨折、全身麻痺のように

バランスを崩して、苦しみ、もがき、踊るのが奇妙に感動的で胸を打つのだ。

ルグリ自身はプティの「《ランデブー》より」と

ノイマイヤーの新解釈による「《シルヴィア》より」を踊り、

ひときわ大きな拍手喝采とブラボーを浴びていた。

なんだろう、日本人はほとんど彼を愛して離さない、といった感じだ。

 

後半は、[ヌレエフ・セレブレーション]と謳った

ヌレエフ振付全幕物からの抜粋上演になっていた。

『くるみ割り人形』『ライモンダ』『白鳥の湖』という並び。

日本人ダンサーの橋本清香(プリンシパル)、芝本梨花子(アンサンブル)、

木本全優(プリンシパル)も生き生きと踊っていた。

ダンサーたちが踊っている間、終始バックの紗幕

ヌレエフの魅力的に柔和な表情の大きな顔写真が映し出され、

ルグリが育てた弟子たちを優しく見守っていた。

まるで慈母のような、すごく良いお顔をしたヌレエフなのだ。

 

ルグリが芸監に就任する前、ウィーン国立バレエ団にはソリストと

コール・ド・バレエしかおらず、主要な役は外からゲストを招いて

踊ってもらっていたが(日本のバレエ団にもその傾向がある!)、

彼はそれを良しとせず、団員にやる気を持たせ、競って成長させるために

ヒエラルキー制度を構築し、踊れるプリンシパルを育ててきたという。

今回の公演は、その成果を日本のファンに見せるためでもあったのだろうか。

ルグリにとって、これが在団中の最後の日本ツアーになる。
 

 

* 5月のバレエ鑑賞はあと3つあるが、そろそろまた仕事に戻らなければならないので、

     次回のことといたします。

 

 

 

 


2018.03.18 Sunday

NBA「海賊」: 未見のバレエ観て歩き

 

17日の土曜はNBAバレエ団「海賊」の初日で、

東京文化会館に出かけた。

久保綋一芸術監督の下に実現したオリジナル制作、世界初演、

それはバレエ史上だれも経験したことのない「海賊」だった。

なによりも、イギリスの詩人ジョージ・ゴードン・バイロン卿

長編叙事詩『海賊Le Corsaire)』のストーリーの流れに沿って

台本が作られているのが、文学好きの身には嬉しい。

 

 

バイロン卿のこの叙事詩は1814年に出版され、発売当日に

たちまち1万部が売れたという、200年前の大ベストセラーだった。

これを基に、バレエ「海賊」がパリで初演されたのが1856年。

以後、プティパ版、グーセフ版、セルゲーエフ版などが上演されているが、

いずれ似たり寄ったりの、当時必要とされた大衆的な娯楽に追従した内容で、

装置や衣装やダンサーや、ちょっと振付が変ったくらいの改訂版では、

もう話は分かっているから、私なんぞは見たいと思わない。

 

ところがNBAの久保綋一版は、バイロン卿の詩が内包する

人間の運命の悲哀──ひとりの男を愛してしまった、女ふたりの

心の揺れ動きや葛藤。裏を返せば、ふたりの女を愛してしまった男の

戸惑い、やるせなさがうまく描かれていて胸が痛くなった。

そんなバイロン卿の詩の精神性を“改竄”せずに、

構成上必要な変更だけが行われている──

 例えば、バイロン卿のメドーラは海賊船には乗らず、館で留守番をし、

 帰らぬコンラッドが死んだものと思い、悲痛のうちに自死をする。

 久保綋一版では、先に海に出たコンラッドを追ってメドーラも乗船し、

 海賊たちと行動を共にして悲劇的な事件に巻き込まれる──

NBAの「海賊」は、卿の言いたいところをバレエで表現し得ているのだ。

 

新たな楽曲を新垣隆が創作し、それを従来の音楽に違和感なく

繋いでいく共同作業を行った指揮者の冨田美里

新たな振付をして、既存の振付にこれまたシームレスに紡いでいった宝満直也

リアルな戦闘シーンの殺陣振付・指導をした新美智士

そうして成された彼らの仕事を、ダンサーたちが踊ることで、

古色蒼然とした古典作品に新たな命が吹き込まれた。オールニッポンの快挙。

年を重ねるごとに細かいブラッシュアップ、リタッチが行われ、

再演に再演が重なっていくことを願う。

 

6日の火曜日、公益財団法人としま未来文化財団と豊島区主催による

舞踊鑑賞講座「目白三人の会 〜3つのダンスの世界〜」を

池袋の東京芸術劇場プレイハウスで観た。

 日本舞踊: 花柳千代舞踊研究所

 現代舞踊: 芙二三枝子舞踊団

 クラシック・バレエ: 小林紀子バレエ・シアター

によるお話を聞いて実演を鑑賞するという、実に有意義なイベントだった。

ほぼ毎年開かれ、今年で第32回目となるそうだが、

師事しているバレエの先生が出演なさるので、初めて伺った次第。

 

冒頭、高野之夫区長による挨拶があったが、

2020年の春には旧区役所跡地周辺に超高層ビルが建設され、

8つの劇場を含む国際的なカルチャーゾーンが開業するとのこと。

ここ数年、東京都内では劇場の閉鎖が続いており、

バレエの公演の場所も減っているのが懸念されているので、

池袋に一気に8つの劇場というのは大変な朗報だ。

東京芸術劇場で公演することもあるNBAバレエ団にとっても然り。

 

*文中、敬称略とさせていただきました*

 

東京芸術劇場の帰りにいつもお茶するPatio de METROの

ベルギー産チョコレート・濃厚ショコラケーキとアロマ濃厚の珈琲。

 

 

 



calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

profile

(株)チャイコのHP

(株)チャイコのHP

このブログについて

出版社「チャイコ」専属エディターの鵺子が、世の中の出来事、仕事、身辺種々雑多、趣味のバレエなどについて書いています。
ページ上部の「鵺子草紙」をクリックすると、どこからでもトップページに戻ることができます。

チャイコ新刊本


セックスとドラッグ渦巻く
バレエ界を潜り抜け、
普通であることの幸せを知った
主人公ジョアンが新たな生き方を
見いだす激情と愛情の物語。
定価:1,800円(税別)
公式ショップにて予約受付中!

チャイコ既刊本

日本バレエを変える
─コーイチ・クボの挑戦─

NYタイムズ紙から絶賛され、
アメリカで20年踊り続けた
天才ダンサー・久保綋一の
新たな挑戦とは?
前代未聞の半生記(DVD付き)
公式ショップにて発売中!

悪の道化師
赤毛のアンセム・シリーズ

アンセムの物語、後編!
地面が崩れ、摩天楼が沈む!
不気味なテロ集団から
「スーパーバレリーナ」は
シティを救えるのか?
公式ショップにて発売中!

秘密の心臓
赤毛のアンセム・シリーズ

一度死に、鼓動600回/分の
心臓でよみがえった
バレリーナが空を飛び、
弾丸のように走り、悪と闘う!
公式ショップにて発売中!

ミスター・Bの女神
バランシン、最後の妻の告白

神と謳われた天才振付家
その神の創造力を喚起した女神
これは二人の真実の愛の物語
日本図書館協会選定図書
公式ショップにて発売中!

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 念願の彼岸花と、西城秀樹
    鵺子
  • 念願の彼岸花と、西城秀樹
    funabashi
  • 念願の彼岸花と、西城秀樹
    アンジェリカ
  • 漸く初校ゲラ戻して晩夏かな
    鵺子
  • 漸く初校ゲラ戻して晩夏かな
    funabashi
  • ミントアイスな日々
    鵺子
  • ミントアイスな日々
    うさぎさんのママ
  • ミントアイスな日々
    akko
  • 映画『「ボリショイ』&暗闇に光るスマホ
    中村かりん
  • 映画『「ボリショイ』&暗闇に光るスマホ
    鵺子

search this site.

PR

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM