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アンセム・シリーズの装幀家、盒鏡虱気気

  • 2016.05.21 Saturday
  • 23:34

この金曜日、赤毛のアンセム・シリーズ&の装幀をしてくださった
盒鏡虱さんも出品をしている展示会「画家ト音楽」を観に行った。
青山三丁目のギャラリー・ショアウッド。
(5/27まで。 03-5474-5225  http://www.shorewood.co.jp
画家たちが、好きな音楽からイメージする世界を
CDジャケットの拡大サイズで描いてみせるという企画展だ。
 
盒兇気鵑虜酩覆錬嘉世△蝓△劼箸弔魯疋咼絅奪掘
「牧神の午後への前奏曲」(
こちら→)から連想された『午睡の夢』。
牧神と聞けば鵺子はニジンスキーやジェローム・ロビンズによる
バレエ「牧神の午後」を思い浮かべるが、盒兇気鵑遼區世
白桃のような肌のニンフの体を葦笛でも吹くかのように愛撫し戯れ、
エロチックで淫靡なのである。もうひとつは16世紀イングランドの民謡
「グリーンスリーヴス」(
こちら→)からきた『月満ちるとき草色の翅は耀く』。
説明を読むと「野外で草の汚れがついた女性の服を〈緑の服〉と隠喩的に呼び、
性的な意味合いが含まれている」とあるから、これまたさらに妖艶なのだ。
緑の翅の少女はフェアリーのようでもある。



左側が『午睡の夢』、右側が『月満ちるとき草色の翅は耀く』。2作とも和紙、染め摺りに油・岩絵具手彩。
 
秘密の心臓』『悪の道化師』の装幀をしてくださった盒兇気鵑
数々の賞を受賞している著名な装幀家であると同時に、
このような作風で絵、彫刻も創っているアーティスト。
鵺子としてはじつにありがたく、編集者冥利に尽きる。
 
作品鑑賞のあと、待ち合わせをしていた盒兇気鵑肇ャラリーをあとにし、
やはり独り出版社「藍峯舎」(
こちら→)を営んでいる友人も一緒に、
歩いて数分のところにある「たまな食堂」にでかけた。
本の打ち上げを兼ねての夕食会である。
 
「たまな食堂」(
こちら→)は健康を気遣う人、菜食主義者、
特に女性には人気の有機自然食材のレストランで、噂では
芸能人もお忍びでやってくるという。
鵺子としては芸能人目当てではなく、
超一流の装幀をしてくださった盒兇気鵑力をねぎらうため、
日頃なにかと励ましてくださる友人への御礼のため、
このお店を選んだ。
 
南青山三丁目というのはとても不思議な空間で、
この界隈だけは東京大空襲からすっぽり逃れたため、
まるで犹庵目の夕日瓩澆燭い幣赦造里泙鵑泙量渦箸たくさん残っている。
「たまな食堂」はそんななか、隠れ家のように佇んでいるのだが、
さすがワインもビールもすべてが有機というだけあって、
お食事の美味しいことったらない。



鵺子がいただいた「女性のための美人コース」のサラダ。


手前は「美人コース」デザートの豆乳ヨーグルト。チョコレートケーキは友人のもので鵺子も半分お相伴。
 
タンパク質は魚と大豆でまかなわれ、あとはお野菜。
食材が違うとこんなに味が違うレストランはここが初めてだ。
それについてはお客様二人も同意見だった。
翌日になっても、なんだか血液がさらさらと流れている感じで
すこぶる体調がよい。友人もそうメールで書いてきた。
毎日、こんな良い食材を口にすることができるといいのだが……。
店は満席だった。予約しておいてよかった。


 

赤毛のアンセム: 白石朗さん&山岸真さんのtwitter

  • 2016.05.14 Saturday
  • 23:01

Angel Rの発表会が終わって、
鵺子はなんだかひと皮剥けたみたいな気分でいる。
それまでは仕事とリハーサルの股裂き状態だったのに、
仕事だけを主にする、その喜びを噛みしめている。
 
舞台に立つ以上、自分が下手だと他の人たちの迷惑になるし、
作品そのものを傷つけることになるので責任が生じる。
そんなストレスから解放された鵺子は今週末、
久しぶりに山の家に行き、新緑の爽やかさと鳥たちの囀りに包まれ、
温泉にも入ってリラックスできた。
 


 
チャイコの赤手のアンセム・シリーズはゆっくりだけど
広がりを見せている。先日、訳者の法村里絵さんから朗報がきた。
スティーブン・キングやジョン・グリシャムなどの翻訳家として知られる
白石朗さんが『秘密の心臓』と『悪の道化師』のことを
tweetしてくださっている! というのだ。

あっ、ほんとうだ!
 







 
しかも、白石さんのこのツイートを、
お仲間の翻訳家・山岸真さんがリツイートしてくださっている。
 


 
書店での売れ行きデータはまだ出ていないが、
Amazon.jpからはポツポツだけど直接チャイコに注文がきている。
いまの若い読者は紙の新聞や雑誌を読まなくなっているので、
FacebookやTwitterで紹介される刊行情報のほうが有効な場合がある。
白石さんと山岸さんの爐気気笋瓩
赤毛のアンセム・シリーズが広がっていくきっかけになるかもしれない。
白石さん、山岸さん、ありがとうございます。
 
水曜日、用事で代々木に出かけたら、通りがかりのビルの一階に
自家焙煎Café Lumba Lumba

(渋谷区代々木1-54-4  Tel03-6383-4083)があった。
変わった雰囲気のお店だったので、覗いてマスターに訊いたら、
インドネシアのコーヒーを扱っていると言う。
好奇心で入ってみた。
Lumba Lumba」というのは自動掃除機の名前ではなく、
インドネシアでは幸せを呼ぶ動物と信じられている
イルカのことだそうだ。
 
試しに
「デヴィ・スリ(Dewi Seri)」というのを注文してみた。
800円、チョコ1個付。インドネシアのコーヒー7種のブレンドだという。
デヴィとは「女神」の意味で、あのデヴィ・スカルノさんと同じ。
スリは「豊穣」のことで、つまりこのコーヒーは「豊穣の女神」なのだ。
なんだかツキが回って来そうなコーヒーではないか。
お腹も空いていたので、手作りのマクロバイオティックの
あずき入りスティックケーキと一緒にいただいた。
「豊穣の女神」は薫り高い、深い濃い味わいのコーヒーだった。
 


 
Lumba Lumba」には一杯6000円のコーヒーもある。
なぜそんなに高価なのかと尋ねると、希少だからだという──
完熟したコーヒーの実だけを食べる野生のジャコウネコが、
消化できないタネを糞と一緒に排泄する。
どこに落ちているかわからないその糞を探して採取するので
需要と供給の関係で値段が高くなるらしい。
 
かつてオランダの植民地だったインドネシアでは、
コーヒーを栽培してもすべて輸出されてしまうので、
人々はジャコウネコの糞のなかのタネを洗って、乾かし、飲んでいた。
これこそ自然発酵、真のマクロバイオティックコーヒーだ。
 
でもオランダ人は絶対に口にしないという。さて、鵺子はどうだろう。
いろいろ説明してくださったマスターには
「お金持ちになったら飲みに来ます」と伝えたが、う〜ん……。


 

 

プリンスの死による喪失感

  • 2016.04.30 Saturday
  • 23:08


新刊『悪の道化師』が刷了し、

取次への納品、ご予約いただいたお客様への発送、

関係者、マスコミ、映像関係者への献本作業も終わり、

22日にはリビングからベランダのコンテナガーデンを

眺めてホッとしていた鵺子だった。
 

 

昼過ぎにテレビをつけたら、

CNNが「プリンス死去」のニュースを流していた。

嘘でしょ! こちらの心臓が止まりそうだった。 

それからというもの、なにをやってもうわの空で、

脳も体も鈍くて眠気に襲われる。

虚脱感でやる気が失せてしまったのだ。

 

鵺子は1984年「パープル・レイン」以来のプリンス・ファンで、

19869月の横浜スタジアムでの初来日コンサート

「プリンス&ザ・レヴォリューション」は二日続けて鑑賞した。

横浜グランドホテルに泊まりこみという熱の入れようだった。
 

コンサートのパンフレット。凛々しいスーツファッションで正装のプリンス。

 

4オクターブ半の音域がある、少年のようなファルセットの歌声。
濃いアイメイクを施した澄んだ茶の瞳。

プリンスの目は美しく、人の心を見透かす眼力がある。


パンフレット内の写真。

 

80年代のあの頃、仕事に疲れ、様々な悩みを抱えていた鵺子は、

打ちひしがれて、週刊誌の校了明けの日の夜中、自室の照明を消し、

独り「パープル・レイン」のカセット(CD時代じゃない!)

繰り返し聴きながら(こちら→)ステレオの紫の小さな電源光を見つめていた。
(ご覧のYoutubeはむせび泣くギターソロが続くコンサート・バージョン)

 

すると、不思議な現象が起きた。ふと体から力が抜け、

鵺子自身がその小さな紫の電源光に吸い込まれる感覚。

「ぐじゃぐじゃ悩むことはない。

人は皆、他人の目を気にせず生きて行くんだ」

そういう紫の声で脳内が満たされたのだった。 

それからだ、鵺子が枷から解き放たれて生きるようになったのは。

 

心身が疲労していたときに、暗がりで一点の光を凝視し、

心揺さぶるプリンスの歌声を聴いていたので、

ある種の恍惚状態に陥ったのだと思うのだが、

そんな脳科学的分析など必要ない。

プリンスは鵺子にとってとても大切な人になった。

あたかもイエス・キリストに癒されたナザレの女のように。

 

ミネソタ州に住んでいたプリンスは20日、水曜の夜、

ペイズリー・パークの私邸に知人の車で送ってもらったが、

木曜昼近くの午前中、一階のエレベーターのなかで

反応無しの状態で倒れているところを発見された。

検死は終了したそうだが、発表に時間がかかっている。

 

天才的ギタリストで、キレのある動きをするパフォーマー。

デビュー当時の自作のレコーディングはすべての楽器を自分で演奏

(かれは27種の楽器を使いこなせるという)、

アーティストを搾取するワーナー・ブラザーズに異を唱え、

契約に縛られている間は自分の右頬に「SLAVE(奴隷)」と印し、

自分の会社を設立すると、レコード、CD、関連グッズを

だれよりも早くネット販売し始めた。

コンサート会場ではスマホ狩りを徹底させたので、

プリンスの歌と画像がYoutubeから完全消滅した時期がある。

Appleが音楽配信サービスを始めると、

即座にすべての自分の作品を世界中から引き揚げた。

メジャーから利用され、暴利を貪られるのを徹底的に阻止した。

 

最新のニュース記事によると、

プリンスは中毒性の強い鎮痛剤を長年常用しており、

死の6日前に一度、瀕死状態に陥ったのだという。

身長157cmのプリンスは若いときから
ヒールの高い靴でステージを動き回り、

ピアノの上から飛び降りるなどして股関節を痛めて、

鎮痛剤に依存していたという。

エレベーターのなかでの孤独な死は

そんな状態の延長線上にあったのかもしれない。

 

プリンスが亡くなった日の一週間ほど前から

鵺子のマンションのベランダでは

クレマチスが美しい紫の花を咲かせている。
 

 

例年になく大ぶりの蕾が、ポコポコと毎日開花している。

これまでは単なるクレマチスだったのだが、

鵺子はこれからこの花を「プリンス」と呼ぶことに決めた。

毎年、この季節に「プリンス」は鵺子のベランダにやってくる。

もしかしたら、こんな堕天使みたいな恰好で坐っているのかもしれない。


ジャケ写が物議を醸したアルバム「ラブ・セクシー」


あるいは、デビュー当時、ローリングストーンズのコンサートで

前座として歌っていたときに怒った観客からキャベツなんかを投げられ、

トイレで泣いているプリンスをデヴィッド・ボウイが目撃したというから、

そんな泣きべそをかいてベランダに降臨してくれてもかまわない。

 

57歳になっても使え切れないほどの才能を湛え、

鎮痛剤に体を蝕まれるほどの痛みを抱えていた堕天使プリンスは、

いま、紫の雨のなかで静かにベランダから微笑んでいる。

 

花の春、そして「時のおどり」とNBAバレエ団

  • 2016.04.02 Saturday
  • 07:20

Catch-up 1: 花盛りの街で骨密度を憂う

 

 4月19日発売『悪の道化師』のチラシが

仕上がってきたので、夜鍋で600枚三つ折りにして、

行商レディよろしくリュックを背負い、

地下鉄を乗り継いで取次センターに届けた。

 

カバーの色校も終わったので束見本に巻いてみた。

前編の『秘密の心臓』と一緒に並べるとすごい迫力。

ジャケ買いしてくださる方もいるのが嬉しい。

さて後編にて「スーパーバレリーナ」の運命は如何に!

 

 

取次さんにチラシを届けた帰途、

道端で満開しているタンポポを見つけた。

しゃがみ込んで撮って眺めていたら

優しい気持ちになった。

 

 

毎秋受けている骨密度検査を昨年逃したので、

遅ればせながら年度内の3月中にと、

御茶ノ水にある出版健保センターに出かけたら、

途中、明治大学本部の広場でコブシが満開だった。

心に余裕ができると花々に目がいく鵺子さん。

そうでないときは阿修羅フェイスで

目が三角になっているのに。

 

 

健保センターからの帰途、毎年気になっていた

駿河台予備校2号館向かいのカフェレストラン

トラットリア・レモン」に入り、

スイーツ3種盛りをオーダーして

表通りのベランダ席に独り座った。

コンテナガーデンの植物に囲まれて癒される。

道行く人に学生風が目立つのは、

この界隈が東京の爛ルチェラタン瓩世らだ。

 

ほどなくして運ばれてきたのは

この店自慢のドルチェ「ロマノフ」──

マスカルポーネチーズ、生クリーム、メレンゲを合わせ、

自家製スポンジケーキを入れている。

あとの2種はチョコレートケーキとパンナコッタ。

 

 

骨密度の数値は、同年代としは正常だが、

総合では平均より劣っていた。

当然だろう、密度が上がるはずがない。

ますますバレエを踊り、骨の形成のために

無脂肪ミルクと納豆と焼メザシをもっと食べよう!

いつまでも踊るために!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

Catch-up 2: 「時のおどり」とNBAの「ケルツ」 

 

前回のブログで、Angel Rの発表会に出ると書いた。

あのときは恥ずかしいので大きな声で言えなかったが、

仕事も落ち着いて、振付の復習や自主練をする余裕もでき、

けっこう踊れるようになってきているので、

ここは少し自信をもって、さあ、お見せしよう。

これが、出演作品「時のおどり」の衣装で〜す!

 

 

「時のおどり」はバレエ「コッペリア」に登場する

ディベルティスマンと呼ばれる余興の踊りで、

ドリーブ作曲のワルツがゆったりとして耳に心地よい。

8人、12人、24人など4で割れる人数で踊る群舞で

ダンサーたちは朝(ピンク)、昼(黄色)、夕()、夜(

の衣装を着て4グループになる(こちら→)

 

鵺子は選べるのなら衣装は黒、と初めから決めていた。

そしたらそれを着ることになったので大喜び。

夜の鳥、鵺子には黒しか似合わないのだ。

頭にはコウモリが羽を広げたようなかたちの

髪飾りを付けることになっている。

 

やはり黒衣装のKさんが教えてくれた。

アルフォンス・ミュシャ18601939)の作品に

四つの時の流れ」という連作があって、

それが「時のおどり」の朝昼夕夜と同様に

〈朝の目覚め〉〈昼の輝き〉〈夕べの夢想〉〈夜の安らぎ〉

を表わす女性たちを描いているというのだ。

 

 

チェコ出身のミュシャは、アール・ヌーヴォーを代表する

グラフィックデザイナーで、多くのポスター、

装飾パネル、カレンダー等を制作したことで知られる。

「四つの時の流れ」が描かれたのは1895年以降、

「コッペリア」はパリ・オペラ座の1870年が世界初演だから、

ミュシャは「時のおどり」を観て絵の着想を得たのかもしれない。

彼はパリで活躍、画家として確固たる地位を築いていた。

 

仕事で所沢のNBAバレエ団に出かけた。

芸術監督の久保綋一先生のお話を伺うためだ。ちなみに

先生は鵺子たちの「時のおどり」の指導者でもある。

先客があったので、お待ちする間、

5月公演のリハーサルを見学させていただいた。

そしたらケルツ」の真っ最中。

 

 

「ケルツ」の男子の踊りは勇壮で圧倒される。

いまやNBAの十八番だ。

鵺子はすでに2回観ているが、観飽きない。

舩木城振付新作「死と乙女」も待ち遠しい。(こちら→)

林英哲さんの太鼓、新垣隆さんの音楽も話題なのだ。

 

 

 

『悪の道化師』と今週の「鵺子のすべて」

  • 2016.03.18 Friday
  • 23:50

落ち着かない生活を送っている。
毎日たくさん、やるべきことがある。
なにもすることがないよりましとも言えるが、
自分がばらけていくような感覚に陥る──

そういうとき、心身ともにリセットするために
鵺子は時間に関係なくベッドに入り
ひたすら眠る、豚のように。
目覚めると爽やかスッキリの自分がいるのだ。

そんなことを繰り返しながら
4月刊『悪の道化師』の編集作業は進んでいる。
カバーの完成画像データがデザイナーから送られてきた。




このクールさ、如何に!
秘密の心臓』の、後編なり候ふ。

前・後編で書店に並べば嫌でも目立つでしょう。
主人公でバレリーナの赤毛のアンセムは
狡猾、非道のテロリストからベドラム・シティを救えるのか?
そして明かされる、スーパーバレリーナの出生の秘密とは?

今週初めにこの『悪の道化師』の再校ゲラが出たので、
チェックしてから校閲に送り出す。
合間をみては10月刊の本のための取材をし、原稿を書き、
バレエスタジオにもせっせと通う。

(恥ずかしいから小さい活字にするけれど、実は鵺子は無謀にもスタジオAngel Rの
5月の発表会に出るので日曜ごとのリハにも参加している。誰よりもへたっぴで、
群舞なのに皆さんと合わせられず、勝手なことして顰蹙を買っている)


12日には所沢ミューズマーキーホールで
NBAバレエ団「Director’s Selection」を鑑賞した。
公演前にバレエ友だちと美味しい地ビールとピッツァを味わい、
劇場では観るたびに魅力を増しているダンサーたちに圧倒された。

団員で振付家としても注目されている皆川知宏の新作
若者と戦争、そして残された女性たちの悲哀を映し出す。
踊り手に演技力も要求する力作だ。
エキゾチックでパワフルな「ダッタン人の踊り」、
愛の情感を流れるような動きで表現する「A Little Love」、
ダンサーたちが難易度の高い動きで舞い、
色彩的にも美しい「ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番」。

ヴァイオリンの狂おしい音色は心を揺さぶる。
アレグロ・モデラートの第一楽章は自由にのびやかに広がり、
アダージョの第二楽章はヴァイオリンが歌っているような旋律美を奏で、
アレグロ・エネルジコの第三楽章は熱狂、雄大にして抒情をもって終わる。
ダンサーたちはこれらの楽章を肉体で“演奏”する。
それがバレエ、なのだ。



公演後、楽屋から出てきてポーズをとってくださったNBA精鋭イケメンたち。左端から大森康正、
森田維央、盒郷診掘∧徳厖と堯∋袷ジ軌檗


閑話休題。
この一週間、表参道や渋谷の駅構内で見かける映画の
ポスターが気になって、つい立ち止まって眺めてしまう。
リリーのすべて」──




80年も前、世界で初めて性別適合手術を受けた
デンマーク人の実話を映画化したものという。
人はホルモンによって男の性、女の性が決められるが、
ホルモンのバランスによって男性性が強かったり、
女性性が強く出たりするのだから、
自分らしく生きられる性を個人が選んでいいのだ──
そう信じている鵺子としては、
この映画はぜひ観にいくつもりでいる。

NBAのバレエ鑑賞前に「響」というレストランで
苺アイスクリームを食べるのを忘れたので、
翌日、高田馬場に出たときに31アイスクリームに寄って
塩味のする「さくら」「ジャモカアーモンドファッジ
オレオ抹茶」のトリプルポップを食べた。
さくら」はほのかな春の味、幸せの味だった。






 

『悪の道化師』 now editing!

  • 2016.02.26 Friday
  • 15:41


途切れることなくだらだらと続く仕事で

思うように踊りに行けないが、

レッスン回数が少ないからこそ

鵺子は椅子に坐しパソコンに向かっているときも
背筋を伸ばし、肩を下げ、お腹に力をいれ、お尻を締めて、

バレエの姿勢をキープするようにしている。

 

机を離れて立ち上がったときは、

1番ポジション(両踵をつけて180°に開足)でプリエを数回。

バスルームに行けば鏡に向かって脚上げキープ。

ヒップから背中にかけてS字型になるよう

お腹をひっこめ、両肩甲骨を背中の中心に寄せてみる。

 

これがなかなか有効なのである。

先生方にいつも注意されていることを

踊らずに家でやっているのだ。

これでも体を支える筋肉の衰えは防止できる。

 

秘密の心臓』の続編のタイトルが決まり、

もっか編集作業中で、やることテンコ盛りだ。

4月19日刊で、タイトルは『悪の道化師』。

表紙は漆黒で、タイトル文字は銀色になる。

fucking coolと思う。

 

アテンドは1月から家族になった、エサシトモコ作「ゴールデンお釈迦にゃん」

 

大阪在住の画家、大谷郁代さんが

いま装画を描いてくださっている。

書店で『秘密の心臓』と『悪の道化師』が並ぶと

fucking attractiveと思う。

 

業界誌に「週刊読書人」というのがあって、

2月19日号の第一面の見出し紹介スペースに

秘密の心臓』が選ばれて掲載された。

心臓にふさわしい赤インク印刷でとても目立つ。

Fucking happy!

読書人さんに感謝感激なのである。

 

 

もともと31アイスクリームが好きな鵺子だが、

脳味噌がフル回転しているせいで糖分欠乏症なのか、

街でパーラーを見かけると飛び込んでしまう。

今月初めに国分寺で、中旬には渋谷で賞味。

月末31日と3月1日はダブルコーンとダブルカップが

31%オフというfucking niceなことをしてくれるので、

来週火曜日にはまたどこかで飛び込もう。

 


苺とチョコムースのアイスクリームをチョコガナッシュリボンでデコした「ストロベリーガナッシュ」と
飽きのこない「ナッツトゥユー」。お馬鹿な鵺子にはこの nuts to you がお似合い。

 

今回のブログ、fucking が連発されているのは、

頭休めに少しずつ読んでいる Kindle の英語小説に

夥しく出てくるのでちょっと伝染してしまった由。

シカゴマフィアを囮捜査しているヒットマンが登場し、

この卑猥な強意語を小気味よく機関銃のように口にする。

 

脳が疲れているときは、糖分と

この手のB級小説が有効みたいだ。

 

追伸: いまネットニュースが入ってきた。

「芳林堂書店が破産」。

鵺子は高田馬場の芳林堂でよく買い物をしたが、

あの店もここ数年はお客が減っていた。

紙の本は大試練のときを迎えている。

芳林堂さん、あなたもか!

 

独り出版社「チャイコ」と「劇団やりたかった」

  • 2016.02.07 Sunday
  • 21:29


前回のブログ更新が1月12日だったから、
ほぼ1ヶ月も休筆していたことになる。
やばい。友だちが心配する。
目の手術をしたときすら2週間しか休まなかったのだから。


ヌエコは病気しているのだろうか
死んじゃったのだろうか
家に不幸でもあったのだろうか──
まがりなりにもなにかを定期的に行っていると、
それは年賀状のような役割ももつようになり、
途絶えると不吉を感じさせるものになりかねない。
 

4日、取材の帰りに新刊『秘密の心臓』のための書店回りで
池袋のジュンク堂に行ったら、文芸・文庫・新書を置いている3Fの
「海外文学 新刊・話題書」の平台にあ〜りました
秘密の心臓』ちゃんが!
自社の本が文学扱い、話題書扱いされるのがヌエコには何とも嬉しい。
 





 

怖いもの見たさに芸術・洋書の9Fにも行ってみた。
なかったら怖いのだ、『ミスター・Bの女神』が……。
そしたらあ〜りました。既刊本だから当然棚刺しだけどラッキーです、
オビが汚れていたから、次回立ち寄ったときに巻き直してこよう!
 


左から9冊目が『ミスター・Bの女神』。
チャイコ猫が水色のオビの背に。

 

新宿の紀伊国屋書店本店にも置いていただいていた。
秘密の心臓』は2Fの海外文学の棚、
ミスター・Bの女神』は7Fの洋書・芸術の棚。
店内の検索マシーンに入力して調べるとちゃんと登録されている。
「在庫◎ 出版社・チャイコ」と出るのだ。
キャー、嬉しい!
 

書店には毎日夥しい数の新刊が取次から配本されてくる。
そのなかからセレクトされて平台に置かれたり、
一年以上たった既刊本を棚に置いていただいているのは、
確率からいったら奇跡的な出来事なのだ。
書店によっては到着した本の荷解きもせず、
そのまま取次に返品することもあると聞いている……。
 

紀伊国屋さんを出ると、シャッターの下りた角の店先で
若い女性がなにやら路上パフォーマンスをしていた。
横に「劇団やりたかった」の看板とチラシが入った小さな籠。
「あなた、何をしているのですか?」とヌエコが問うと、
「わたし、女優です。5年前にひとりで劇団を立ち上げました。
いまここで5月公演のPRしているんです」
 


 

自分で立ち上げた!? それってヌエコのチャイコと同じじゃないか。
俄然、同士愛に燃え、女優で座長、木下咲希さんを撮らせていただいた。
道行く男子たちが「あれ、なに? 寸劇?」
などと笑いながら通り過ぎていく。劇団のFBは(こちら→)
思わずふきだす笑いを追求する芝居で、この5月公演で第7作目になるそうだ。
 

女優さんと別れたヌエコは新宿南口に足を向けた。
サザンテラスに紀伊国屋書店南口店があるし、
年末忙しくて見られなかったライトアップが気になっていた。
まだやっていた。高島屋に渡る手前のブリッジまで
天国に誘われるかのような光の道ができていた。
 


 

しかし書店はもう閉店していたので出直すことに。
帰宅すると、親友から留守電が入っていた。

「Y子です、どうしてる? 元気? ちょっと電話してみました」
案の定だ。まさかとは思うけど、もしかしたら──みたいなムードの、
気遣うような声の調子でヌエコのことを心配してくれている。
もう22時すぎだったので、電話をするのは明朝にしよう。
明日は午後1時までに税理士事務所に行かなければならない。
まだまだ仕事は片付かない。

 

師走の忙中閑、踊れば幸せ

  • 2015.12.26 Saturday
  • 23:42

二週間なんて瞬く間に過ぎる。
blogを書く余裕もなくヌエコは仕事に追われていた。

 

1月新刊『秘密の心臓』のカバーの色校を終え、
書影もできたところで、

 


A5判変形 138×210mm 本体1850円(税別)
 

HPに予約を入れていただくための準備をし、(こちら→)
書店用チラシのコピーを作ってデザイナーに送り、
年賀状のレイアウトも考え、一晩で印刷してくれる業者に発注。
同時並行で『秘密の心臓』続編の訳稿を読み終えたら
指定を入れて印刷所に入稿。
あいまにチャイコの11月決算に必要な領収書などを整理した。

 

これらが片付いたところで、新所沢にあるNBAバレエ団へ。
このところ週一ペースでお願いしている
芸術監督・久保綋一さんへのインタビューだ。
この日はそのまえにリハーサルをちょっと見学。
3月12日の Director's Selection の演目のひとつ
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番」を拝見した。

 


 

美しいヴァイオリン曲が疲れた脳味噌を癒してくれる(こちら→)。
ダンサーたちが踊っているのはネオクラシックと呼べる作品で、
変化に富んだステップとリフトが見どころだ。
女子の本番衣装はカラフルでふわふわと愛らしく、それも楽しみのひとつ。(こちら→)




 

取材の帰りに Angel R (こちら→)の渋谷スタジオに直行した。
3日間PCのまえに坐りっぱなしで精神がまいっている。
そういうときは踊ることが特効薬になるのだ。

 

木曜夜のT先生のクラスでは、このところずっと
太もも内転筋強化の指導が行なわれている。
セルライトと皮下脂肪の除去、かつ下半身を強くして
軸の形成
につなげたいヌエコには必須レッスンだ。

 

翌日は久保綋一先生のワークショップを2クラス受講。
寝不足で頭がぼんやりしているので軸なんてとれたもんじゃない、
でも転倒することなく無事終了。

 

19日には東京小牧バレエ団の創立70周年公演
「火の鳥」&「ショパン賛歌猴愁瓠廚
友人のお招きを受け、新国立劇場の中劇場で鑑賞した。
6月公演の「ジゼル」に続き、ボストンバレエの倉永美沙さんと
アルタンフヤグ・ドゥガラーさんがゲストで「火の鳥」の主役を踊った。
倉永さんのキレのある踊りはいつもと変わりない。

 

翌日はAngel Rのスタジオパフォーマンスを観た。
「眠れる森の美女」宝石の踊りに友人がふたり出演していたからで、
HさんもKさんもお稽古の成果がよく出ていた。
発表会に出ると、集中して振りの練習をするので上達する。

 

このパフォーマンスでとても心に響いた作品があった。
前田新奈先生創作の「土の瞬」。
コンテンポラリーの踊りと3人構成の音楽グループ「鼎tei」の
コラボが絶妙で、人間が古代から大地を踏みしめ踊ってきた
原初的でアルカイックなパワーを放っていた。

 

腹に沁み入る低音を奏でる和太鼓、ベース、
そしてオーストラリアのアボリジニの楽器ディジュリドゥ(こちら→)。
何かが憑依したかのように踊るダンサーたちの動きと
「鼎」の音楽が溶け合っていた。

クラシックの作品が続いたあと、このようなコンテが入ると、
観る側の感性が、ハッ! と覚醒する。

 

仕事で頭が疲れているときは、
他者が踊るのを観て、自らも踊り、とくにヌエコの場合は
甘いものを口にすればさらに疲れが吹っ飛んでいく。




東京小牧バレエ団の「火の鳥」鑑賞後に東京オペラシティの「Pasta Frolla」でいただいた苺ベリーケーキ。
軽やかな酸っぱさと優しい甘さのコラボレーション。



 

チャイコの新刊『秘密の心臓』カバー完成!

  • 2015.12.12 Saturday
  • 23:27

来年一月十九日発売で進めている
チャイコの刊行第二弾『秘密の心臓』の
カバーを公表できる段階になった。

 


これを表1(表側)、表4(裏側)、表3(背)、表2(表側の袖)、表5(裏側の袖)になるように折って本に巻く。
 

アメリカで出版された小説の翻訳もので、
主人公は赤毛、緑色の瞳をした十七歳のバレリーナ。
名をアンセムというので、
邦訳版では「赤毛のアンセム・シリーズ」と銘打った。
むろん、ヌエコの子供のころからの愛読書
赤毛のアンにあやかっている。

 

高校の最高学年生のアンセム
卒業したらプロのバレエ団に入りたいと
毎日レッスンに励んでいる。
バレエ学校の発表会では「ジゼル」の
タイトルロールを踊ることになる。

 

ところが、ある事件に巻き込まれて
アンセムは死んでしまう……のだが、
鼓動600回/分という最強のバイオニック心臓で蘇生し、
犯罪都市、ベドラム・シティにはびこる悪と闘い、
スーパーヒーローに変身していく──

 

ゴッサム・シティのバットマンのバレリーナ版?
 

奇想天外と思われるかもしれないが、
サスペンス、ロマンス、復讐劇の要素もあって
読み始めたら止まらない。
法村里絵さんの翻訳がこれまた素晴らしく、
ぐいぐい引き込まれてしまう。
アメリカではヤングアダルト小説のジャンルに入っているが、
アダルトの読者も十分に楽しめる作品に仕上がっている。

 

バレエファンなら、アンセムがピルエットをすると
回転が速すぎて宙に浮いてしまったり、
グランジュテでレッスンバーにポアントで飛び乗る、
なんていうシーンにわくわくしてしまうはず。

 

カバー絵の原画はパステル画で、
大阪在住の画家、大谷郁代さんの描きおろし。
装幀デザインも先月中旬に完成していたが、
ニューヨーク在住の著者、出版社、加えて
ロンドンにある著者のエージェントから
アプルーバルをもらうのに三週間もかかってしまった。

 

おかげで編集と製作の作業をストップせざるを得ず、
ヌエコとしてはいてもたってもいられなかった。
仕事場を抜け出してバレエのレッスンをしていても
集中できず楽しくなかった。

 

無事アプルーバルがとれたので一安心だが、
これから突貫工事でチラシを製作したり、
近刊情報を流したり、プロモーションの準備もある。

 

そうこうするうち、昨夜、訳者さんから
秘密の心臓』の続編の訳稿が送られてきた。
嬉しい悲鳴をあげながら、いま入稿作業を始めている。
続編だからあまり間を空けられない。
春には刊行しなければならないのだ。

 

でも一息つきたい。
そんなとき、おりしも銀座の画廊「飯田美術」で開かれている
「リアリズムの世界」展に作品を出している大谷さんが
上京しているというデザイナーさんからの連絡で、
外出の言い訳ができたとばかりにヌエコはいそいそと出かけた。



 

大谷さんはご自分はバレエを習っていないが、
バレリーナを描くのが好きで、
公演も観に行くし、スタジオでダンサーたちを取材するともいう。
今回出展していた三点のうち二点がバレリーナもので、
どちらにもすでに sold out の赤丸シールが貼られていた。
来年十二月には日本橋三越で個展を開く。
人気作家なのだ。(blogはこちら→)

 

「リアリズムの世界」展は今月十八日まで。(こちら→)


 

『ミスター・Bの女神』ブックフェアに出展!

  • 2015.10.23 Friday
  • 23:45

水曜の朝、鵺子のPCに嬉しいメールが友人から入った。
アメリカの映画会社がタナキルさんの映画を作るそうです
その友人が愛読しているブログ「la dolce vita」に
そのことが紹介されている、というのだ。

la dolce vita」は鵺子も読んでいるが、
友人のほうが気付くのが早かった。
彼女はバレエ、宝塚、その他舞台芸術に精通している。
とにかく情報収集力に長けている。

タナキルといえば、無論、バランシンの四番目にして
最後の妻だったタナキル・ル・クラーク。
鵺子が翻訳したチャイコ刊の小説
ミスター・Bの女神』の語り部にして、
バレリーナとして花開いた矢先にポリオに感染し
27歳で下半身不随になった悲劇の主人公だ。




ミスター・Bの女神』は小説のかたちをとっているが、
著者が丹念に集めたデータ、資料、聞き書きに基づいて構成され、
その内容は限りなく事実に近い在り様を描いている。

おそらく伝記映画も同様の手法で作られるのだろう。
タナキル、バランシン、ジェローム・ロビンス、スザンヌ・ファレルなど
主要人物を演じるキャストを早く知りたい。
タナキルを描くということは
ニューヨーク・シティ・バレエをめぐる人間関係を描くことでもあるから、
これは大いに楽しみなのだ。

自死をも切望し、何度も絶望の淵に追い込まれた人間が、
その後をいかに強く逞しく生き抜いたか──。
そのことが映画に盛り込まれ、人々に勇気を与えてくれるだろう。

鵺子はそう、祈っている。

折しも、出版社チャイコが取引をしている書籍の流通センターが
毎日新聞と八重洲ブックセンターとの共同企画でブックフェアを開催するので、
ミスター・Bの女神』も出展させていただくことになり、
新聞広告コピーや、書店に飾るPOP作りで今週、鵺子は大わらわだった。
複数の出版社との共同広告紙面は毎日新聞10月26日掲載になる。

その真っ最中に飛び込んできたタナキルの映画の話題。
そういう意味でも充実した一週間だった。

一月刊行予定の翻訳小説『秘密の心臓』の再校ゲラも
無事に校閲さんから戻ってきたし、
表紙の紙も素晴らしいのが見つかった。深みのある、赤!



ふつうより縦長のオシャレな造本。これはダミーだが、
デザイナーがステキなタイトル乗せを考えてくれている。


編集作業は順調だ。
あとはカバー絵が早く出来上がってこないかと待ち遠しい。

ブックフェアは10月26日から二週間
東京駅に近い八重洲ブックセンター4Fで開催される。
「読書週間」にぶつけた企画なので、
これを契機にまた『ミスター・Bの女神』が
多くの読者の手元に届くことを期待したい。
チャイコはバレエと本をより多くの人の手に届けたいのだ。

そんなこんなで動き回っていた今週は、
来年予定しているノンフィクションの本の取材もこなし、
その帰途、渋谷のバレエスタジオに行こうと、
事前の腹ごしらえを池袋西武線のエキナカでした。

穀物が少し入った変わったサラダと、
デザートはそのお店「TAMEALS」が仙台から取り寄せている
日本唯一という、自慢の薪火焙煎コーヒーを使ったソフトクリームで、
これがまた旨味と薫り豊かな逸品だった。




TAMEALS」はチェーンだが、
池袋店は店長さんの趣味で店内にジャズやロックの
LP盤ジャケットが数多くディスプレイされている。
ジェフ・ベック、マイルス・デイビス、ザ・バンド、イーグルス。
鵺子が愛するドアーズもあった。
そのとき流れていた音楽はスローなジャズだったが、
おかげで疲れも吹き飛び、リラックスできる時間を過ごせた。

仕事が順調だと、バレエの調子もいい。
今週は月曜から金曜まで毎日踊ったし、明日土曜日も起きれたら多分。
火曜のヴァリエーションでは「チャイコフスキー・パ・ドウ・ドウ」を
久しぶりに先生に見ていただいたのだが、
エシャペして左脚軸のポアントで立つと同時に
右脚を高くバトマンする動きを三回繰り返すところ、
三回目は前の二回より「ワン、ツー、スリー」カウントほど
左脚だけでピタッと静止できたので、
「あら、軸がとれたわね、止まってたわよ」と先生もぴっくり。

チャイコフスキー・パ・ドウ・ドウ」はこれが見せ場で、
これを絶対やりたかったのだから鵺子はもう、満足満足、
望みを叶えた、という感じだ。

妹も大人のバレエを数年前から始めて頑張っているが、
「ようやくトウシューズを履いていいと先生からお許しがでたわ」
と今週メールで連絡してきた。これもまた嬉しい知らせ。
妹はフィギュアスケートを長くやっていた転向組だが、
子供のころから鵺子より運動神経がよかったから
ポアントもこなすようになるだろう。

それにしても、ヒトは、なんで、バレエを考えたのだろう。
バレエなんて、しんどくて、つらくて、痛いのに、
ヒトは、なぜ踊り続けているのだろう。
27歳で踊れなくなったタナキルの心の声を聞いてみたい。



 

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(株)チャイコのHP

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このブログについて

バレエ関連書籍の出版社「チャイコ」専属エディター、鵺子が仕事、バレエ、スウィーツなどについて書いています。

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チャイコの本


NYタイムズ紙から絶賛され、
アメリカで20年踊り続けた
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新たな挑戦とは?
前代未聞の半生記(DVD付き)
公式ショップにて発売中!


アンセムの物語、後編!
地面が崩れ、摩天楼が沈む!
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