大沢樹生の涙とDNA鑑定

  • 2015.11.20 Friday
  • 23:54

ヌエコは先週、オイディプス王のことを書いて
血のつながりについて考察した。

今週、大沢樹生の息子はやはり彼の実子ではない
とする判決が出て、そのニュースを見ながら
ヌエコは再び考えさせられた。

大沢が離婚した元妻の喜多嶋舞が十八年前に産んだ
その息子の父親は誰なのだろう……。

そんなゴシップに思いを巡らせたわけではない。
昨年一月、DNA鑑定の結果についての記者会見で、
長いまつげに縁どられた大きな美しい目に
涙をいっぱい湛えて大沢が号泣している姿が
今回もまたテレビに大写しになり、
ヌエコはその涙に強く心を打たれたのだ。




息子との血縁関係については
大沢と喜多嶋が夫婦だった頃から燻っていたようで、
ふたりが離婚して、紆余曲折ありながら
大沢に親権が移り、クレイマークレイマーをしていると、
やっぱりなんかヘンな感じがする。
以前、元妻が酔っぱらって「あの子の父親は別の男」
と口にしたことは本当なんじゃないか──。

それでDNA鑑定、ということになったのだが、
事実がはっきりしたときの彼の心境は、
悲惨そのもの、ボロボロだっただろう。
喜多嶋舞にずっと裏切られていた男。
そんな自分が情けない──。

それにしても酷い女、だらしない女がいるものだ。
大沢は再婚して昨年、女の子が生まれている。
血の繋がりのない男子が実子として籍に入ったままでは、
ゆくゆくは遺産問題も生じるはずだった。

それでふと思い浮かんだのが、
喜多嶋舞の母親である内藤洋子が十六歳のときに主演し、
一世を風靡した連続テレビドラマ「氷点」(1966)。

三浦綾子のベストセラー小説が原作のこのドラマで
内藤が演じたのは、両親の実子ではないのに、
そうとは知らずに成長し、ある時点で事実を知り、
悩み苦しむ若い女性の役だった。
大変に入り組んだ、驚愕の展開がある話なので
ここで手短に記すのは難しいから控えるが、
そんな役を演じた内藤洋子にしてこの喜多嶋舞。
直接的な関係はないが、奇妙な因縁を感じる。

ところで、大沢が一九九四年にジャニーズのアイドルグループ
「光GENJI」を脱退したのは、テレビで偶然、
オリバー・ストーン監督の映画「ドアーズ」を観て、
自分もジム・モリスンのような
ロックアーティストであらねばならないと
開眼したからなのだという。




バル・キルマーとメグ・ライアン主演の
この映画は一九九一年の作品で、
ヌエコは封切りのときに映画館で三回も観たうえ、
ビデオが発売されるとそれも購入して、
いまだにお宝として持っている。
今回の実子騒動裁判については、
同じモリスン・ファンとして
ヌエコが大沢クンに肩入れするのは必然だ。
ドアーズの因縁……。

さて、そうこうするうちに十一月もあと一週間ほどで終わる。
まだまだ忙しい。これで年を越せるのだろうか?
でもバレエのレッスンを受けないと
身も心も萎えてしまうので頑張って踊っている。

木曜夜は大好きなT先生のクラスが
渋谷スタジオで二コマあるので取材の帰りに駆け付けたが、
残念ながら最初のクラスには間に合わなかった。
ほとんど徹夜状態だったので次のクラスまで仮眠をしようと、
お気に入りのカフェ「Mud Cafe」に久しぶりに入り、
ゆったりしたアームチェアに坐り、
いつものカフェラテをいただいた。




それから子守歌替わりに心癒される
ショパンをウォークマンで聴きながら、
三十分ほどうとうとしたら頭もスッキリ。
最終のポアントクラスを受けたら
煮詰まっていた心も軽くなったのだった。




 

スポンサーサイト

  • 2018.07.06 Friday
  • 23:54
  • -
  • -
  • -
  • スポンサードリンク
コメント
氷点、見ましたよ!
白いトックリセーターが印象的でした。
新珠三千代の母親が憎い役で、この後も何回か
ドラマ化されたようですね。
大沢クンとの実子問題は余り関心がなかったの
ですが、今回ヌエコさんの解説を読んで、俄然
興味が湧いてきました。
ヌエコさんの視点は次々と繋がって素晴らしい!


  • akko
  • 2015/11/22 11:02 PM
akko様
すごくお元気そうですね。「氷点」はおもしろいですよね。大ブームでしたものね。あの清楚な内藤洋子さんのイメージと、今回の喜多嶋さんがチグハグで、DNA騒動に俄然興味を持ちました。人はそれぞれですね。
  • 鵺子
  • 2015/11/24 1:51 AM
コメントする

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>

(株)チャイコのHP

(株)チャイコのHP

このブログについて

バレエ関連書籍の出版社「チャイコ」専属エディター、鵺子が仕事、バレエ、スウィーツなどについて書いています。

著者プロフィール

profilephoto

チャイコの本


NYタイムズ紙から絶賛され、
アメリカで20年踊り続けた
天才ダンサー・久保綋一の
新たな挑戦とは?
前代未聞の半生記(DVD付き)
公式ショップにて発売中!


アンセムの物語、後編!
地面が崩れ、摩天楼が沈む!
不気味なテロ集団から
「スーパーバレリーナ」は
シティを救えるのか?
公式ショップにて発売中!


一度死に、鼓動600回/分の
心臓でよみがえった
バレリーナが空を飛び、
弾丸のように走り、悪と闘う!
公式ショップにて発売中!


神と謳われた天才振付家
その神の創造力を喚起した女神
これは二人の真実の愛の物語
日本図書館協会選定図書
公式ショップにて発売中!

selected entries

categories

archives

recent comment

PR

others

mobile

qrcode

powered by

無料ブログ作成サービス JUGEM