2015.07.10 Friday

天使の羽が生えてきたかも!


私が通っているバレエのスタジオは
Angel R」といって、表参道と渋谷にあります。(こちら→)

 

朝から晩まで、週7日、お稽古ができます(渋谷は日曜クローズ)。
バレエ団で踊っていた方、いまも踊っている方など
優秀な先生ばかりです。
体の使い方をいろいろ注意してくださいます。

 

「お尻を小さく」
「お尻は台の上に乘ってるつもりで」
「お腹は引っ込めて」
「尾てい骨から頸椎、頭の天辺まで真っ直ぐ一本にね」
「両脇を締めて」
「首を長く、肩から首筋は涼しく」
「脇から脚だと思って」
「両肩をうしろに回して背中を真っ直ぐ」

 

様々な表現で教えてくださるのです。
イメージの問題なのですが、
にわかには分からないものです。
お尻は台の上に乘ってないし、
脚は脇から生えていないのですから。
まるで禅問答、馬の耳に念仏状態です。

 

Angel Rに通い始めてこうして3年が過ぎました。
忘れもしない、入会したのは7月だったのです。

 

それまでは、モダンバレエ、エアロビクス、ジャズダンス、
コンテンポラリー、バレエベーシック、ヨガなどと
いろいろかじっておりました。

 

仕事がPCの前に張り付いてのデスクワークだったものだから
猫背、腰痛を解消する必要があり、
何を専門に集中して上手くなろう、という意志はなく、
音楽を聴きながらパタパタ体を動かしているのが快感
だったのです。

 

で、まあ、一念発起して3年前にAngel Rに入会し、
バレエだけに専念してきたわけですが、
よく言ったものです──「石の上にも三年いれば暖まる

 

この水曜日のポアントのクラスで先生が
こう、肩甲骨をね」とおっしゃって
お見本を見せてくださったので、
何気にそのかたちを真似たら、
スコーンとすべての教えがひとつになって体に入ったのです。

 

つまり、肩甲骨を背中の中央に寄せるようにして、
でもあばら骨やお腹は閉めたまま、
首筋を延ばして背骨を意識すると、
腰骨がぐるっと後ろに回り込んでお尻も締まり、
下半身が自然にアンディオール。
上半身はというと、肩甲骨が天使の羽になったかのように
軽く細く引き上がった感じなのです。

 


 

鏡を見ると、そこにバレエダンサー然とした
美しい姿勢の私がいるではあ〜りませんか!

 


肩甲骨が問題なのだ! (モデル: チャイコのバレエ人形・秋葉スザンヌ)
 

いやあ、目から鱗が落ちる、悟りの境地、開眼、
と言うのでしょうか。
先生方の注意をひたすら個々に体で試して3年やってきたら、
こう、肩甲骨をね」でその努力が実を結んだようなのです。
3年のあいだに、体を支える
インナーマッスルも育ってきたのかもしれません。

 

思うに、これには、先週Youtubeで菅原小春さんの
踊る姿をたくさん繰り返し見て、
彼女のようにキレのある踊り方をバレエでもしたいなあ、
とイメトレしていたのも影響しているはずです。

 

それに、その日曜のNHK・BSで
人間の脳の進化についての番組を見たのも幸いでした。

 

ネアンデルタール人と我々ホモサピエンスの違いは、
前者は言葉を持っていなかったので進化が止まり、
後者は言葉で有益な情報を伝達しあって進化してきた──
というところにあるというのです。

 


発掘された頭蓋骨から復元されたネアンデルタール人の少女
 

要するに、先生方が懸命に言葉で教えてくださってきたこの3年間、
私はネアンデルタール人だったのでしょう。
それが先週、小春さんという外的刺激で突然変異スタンバイ状態になり、
こう、肩甲骨をね」の一言で触発され、
バレエを踊る体(つまり道具)を手にしたのです。
進化したのです。

 

あとひとつ、もしかしたら、いま編集作業をしている
チャイコさんの翻訳小説『秘密の心臓 赤毛のアンセム・シリーズ
のせいもあるかもしれません。

 

主人公はバレエリーナ志望の17歳の高校生で、
ひょんなことから特別な能力を授かり、
スーパーガールに変身。
グランジュテすると天井まで跳んじゃうし、
ピルエットすると回転が速くて床から体が浮いてしまう。
あやかりたい、と思いつつ仕事をしている私です。

 

ともあれ、いまの状態が続きますように。
上半身を引き上げてくれる天使の羽が折れませんように!



 


2019.08.01 Thursday

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