バランシンの『ジュエルズ』誕生50周年

  • 2017.07.22 Saturday
  • 02:42

 

21日の金曜日、

池袋の東京芸術劇場シアターウエストに出かけた。

待ちに待った「Other Desert Cities」の観劇だ。

キャンセルされた公演日の振替え客には

両壁沿い後部に補助席が出されていた。

鵺子の席は補助席ではないが右側壁面後部席の最後部。

この際、席の良し悪しは言っていられない。

観劇できるだけでも感激なのだ。

 

1970年代前半、アメリカ、カリフォルニア州南部に暮らす

裕福な、しかし問題ありありで不幸過ぎる共和党員家族の話だが、

ターコさん(麻実れい)が非常にド派手な登場の仕方で現れると、

あら、とてもお元気そうでなによりだわ、と嬉しくなる。

 

トニー賞演劇部門ノミネート、

ピューリッツァー賞戯曲部門ファイナリストの秀作で、

家族の愛について大いに考えさせられた。

興味深かったのは、舞台が南カリフォルニアだということ。

チャイコの次の刊行作品を翻訳作業中だが、

そのアメリカの小説の主人公家族もやはり

平和で退屈極まりないカリフォルニア南部の住宅地で暮らしている。

 

この小説は登場人物が面白い。

ミスターKという振付師はミスターB(バランシン)がモデルかな?

亡命ロシア人ダンサーはヌレイエフ、それともバリシニコフ?

あるいは彼らを足したり引いたり掛けたり割ったりしている?

読み進むほどに想像力を掻き立てられるが、

バレエダンサーの精神的・肉体的苦悩、葛藤が描かれており、

かつエロい。刊行は来る晩秋の頃になる予定です。

 

バランシンといえば、ミスターBの傑作『ジュエルズ』3部作

が作られて50年になるそうだ。

友人がNewsweek日本版の記事を送ってくれたので知った。

 

 

そのためニューヨーク・シティ・バレエ団NYCB

今月2023日、『ジュエルズ』の特別公演を行っていた。

エメラルド」「ルビー」「ダイヤモンド」を

NYCB、パリ・オペラ座バレエ団、ボリショイ・バレエ団

のコラボレーションで踊るという前代未聞の趣向だ。

NYにいたら絶対観に行っただろうに……。

 

この記事を送ってくれた友人・栗田澄子さんのご主人は

著名な報道写真家・栗田格さんで、それこそNewsweek

表紙写真もバンバン撮っていたお方だ。

鵺子は大昔、Newsweek東京支局にも務めていたので

栗田さんご夫妻には大変にお世話になった。

 

澄子さんは最近、ご主人のために永久サイトを立ち上げた。

格さんのこれまでの作品を誰でも無料で永久に見ることができる(こちら→)

同時に澄子さんは自分の仕事用HPを一新した。

そこでは彼女がマネージングをしている各国の画家たちの

作品が紹介されている(こちら→)

 

さて今週のかき氷は、青山五丁目骨董通りにある

ブティック内のカフェ「COBI COFFEE」でいただいた

[エスプレッソときび糖あずきクリーム]

 

 

昨年もここで猛暑の日に飛び込んで体と頭を冷やしたが、

あのときは白まめクリームがかかっていた。

昨年のも今年のも大変に美味。

エスプレッソの苦さが甘味とうまくコラボしている。

 

バランシンと「巴里のアメリカ人」

  • 2015.06.19 Friday
  • 23:05


渡辺謙が「王様と私」で惜しくも
最優秀主演男優賞を逃したトニー賞で、
バレエ界のクリストファー・ウィールドン
ミュージカル「パリのアメリカ人」で最優秀振付賞を受賞しました(こちら→)。

 

 クリストファー・ウィールドン氏
 

 ミュージカル「パリのアメリカ人」のポスター
 

英国人のウィールドンはロイヤルバレエスクールに学び、
1991年ローザンヌで金賞を獲得、
同年ロイヤルバレエに入団しましたが、
1993年にバランシン所縁のニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)に移籍。
ソリストとして踊りながら振付もこなし、
2001年にはNYCBの座付振付家に就任。
2005年にはバレエ作品としての「パリのアメリカ人」を作っています。

 

「パリのアメリカ人」はご存知ジョージ・ガーシュウィン作曲の、
ニューヨーク・フィルが1928年に初演した交響詩です(こちら→)。
ウィールドンに先駆け、1966年、牧阿佐美・台本&演出振付で
牧阿佐美バレエ団がバレエ化しているのは興味深いことです。
どんな作品なのでしょうか。

 

1951年には、ジーン・ケリーとレスリー・キャロン主演により
MGMがミュージカル映画にしたのは周知のところで、
邦題は「巴里のアメリカ人」。
ウィールドンが振り付けたミュージカルの内容は
この映画に基づいています。

 

断捨離をしている友人が送ってくれたダンス関係の資料に
巴里のアメリカ人」のDVDがあって、
ウィールドンの受賞ニュースを知ったときには
ちょうど仕事をしながら繰り返し鑑賞していました。

 


 

で、バランシン先生なのですが、
1929年にディアギレフが亡くなりバレエリュスが解散すると
ミスター・Bはヨーロッパ滞在中、
ダンスシーンのある映画で振付の仕事をしていました。
リンカーン・カースティンに見いだされて渡米してからも
バレエの仕事が軌道にのるまで
ブロードウェイで数多くのミュージカルの仕事をしました。

 

そうこうするうち、バランシンに関心をもった
MGM映画のサミュエル・ゴールドウィンが
ハリウッドでの仕事をもちかけてきたのです。
ミスター・Bはかねてからバレエ化に最適と考えていたガーシュウィン
「パリのアメリカ人」組曲に台本を作り、振付に取り組み、
1937年、試作品を披露するために意気揚々とハリウッドに向かったのでした。

 

バランシンの構想によるバレエ映画「パリのアメリカ人」は、
タップダンサーのジョージ・キング扮するアメリカ人が、
バレリーナーのヴェーラ・ゾーリナ扮する
夢の女性を万博開催中のパリで探し求めるというもの──

 

ちなみにゾーリナはミスター・Bの当時の超美人の恋人でしたが、
ゴールドウィンには見せられた試作品の良さが分からなかった。
芸術的にすぎる、大衆向きではないと感じ、
まったくバランシンと意見が合わず、
この企画はボツになってしまったのです。

 

しかしMGMは1951年に「巴里のアメリカ人」を製作して大ヒット。
振付はジーン・ケリーとされています。

 

映画のなかでジーン・ケリー演じるアメリカ人はタップを踊り、
レスリー・キャロン演じるパリジェンヌはトウシューズで踊ります。
彼は理想の彼女を求めてパリ中を探し回る──

ここにバランシンのアイデアの借用、影響がないとは言えませんね。

 

NYCBで仕事をしてきたウィールドン
ミスター・Bについてこう語ったことがあります。
バランシンのバレエを踊ってきたことが僕の作品の糧になっています。
バランシンは観る者の目を惹きつけて止みません

 

そしていま、
バランシンの構想が発端になった映画を基にしたミュージカルに
ウィールドンが振付をしてトニー賞を受賞したのです。
ブロードウェイに出かけてぜひ観たいものです。



 

バランシンの写真本を衝動買いした夜は

  • 2014.12.05 Friday
  • 23:38
我が家の近くに洋書店があります。
先日、帰宅途中に何気なくお店に入りました。
バランシン関係の書籍がないかな、と思った次第です。

そしたらありました。
Balanchine  Then and Now”と題した写真本。
思わず買ってしまいました。




表紙は「アポロ」の有名なシーンです。
中を見ると、バランシンがリハーサル指導をしていたり、
70年代、80年代のニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)公演の
写真がけっこう掲載されているので嬉しい。
本文は、バランシンやその作品に精通している複数の関係者による
評論、解説になっています。

良いもの買ったと悦に入りながら
我が家までの道すがら、
ステラ・マッカートニーのブティックがあって、
クリスマス仕様のウインドウデコレーションが
美しかったので写真を撮りました。
右上に小さく満月も見えています。




帰宅して、ふと思うところがあり
amazon.jpにアクセスしました。
Balanchine  Then and Now”を検索すると
お、お値段が新品で1000円以上も安く、送料無料で5009円!
売り主によっては新品で送料込みで4365円もあり。

あ〜あ、ケーキ+ドリンクのセット一回分損しちゃった
とつい考えてしまった自分が恥ずかしい。
リアル書店のいいところは、見て、気に入ったら、
すぐに買って帰れる点にあるのですから。

いま書籍の流通システムにすごく関心があります。
というのも、チャイコの『ミスター・Bの女神』も
いよいよ書店販売することになり、新宿南町にある
地方・小出版流通センター」と契約をしたばかりなのです。




日本では、出版社の本を書店で売ってもらうには
流通会社を通さなければなりません。
当然その流通会社がマージンを取ります。
そして書店さんもマージンを取ります。

たまに運よく書店さんと直取引できる出版社もありますが、
その時には書店さんの手を煩わせることが多くなるので
マージン的にはあまり変わりません。

ところが欧米の書籍流通システムは合理的です。
出版社と書店は直接取引をし、
商品は書店の買い取りですから
返品も生じません。
書店は自分たちが買い取ったからには
価格を臨機応変に変えることもできます。
日本には「再販制度」というのがあって、
書店さんが勝手に新品本の定価を変えることはできません。

アマゾンはアメリカの会社ですから、
アメリカの本は出版社から直接購入できます。
日本の本でも中古と称すれば安く売ることができます。
それで送料無料、翌日配達などのメリットを付ければ
お客さんはクリックさえすれば手に入るのですから
それはもう安くて便利なことこの上ない。

でも、アマゾンで新刊本を売ってもらうには
日本の流通を通すよりもマージンを多く払わなければならないので、
出版社はもう踏んだり蹴ったり、哀れなものです。
アマゾンは消費者から消費税をとっているけど
日本政府に消費税を納入していないとも聞いています。
どういう仕組みになっているのでしょうね。

本を作るのは楽しい。
でも売るのが大変、それが出版界です。
チャイコは第一弾を出したばかりですから、
社名と作品を多くの方々に認知していただけるよう
こつこつと丁寧に営業を続けていくしかないのです。

その営業の成果も見えてきている今日この頃。
チャイコはバレエショップ「シルビア」さんでも
本を売っていただいているのですが、
その売れ行きが好調、好調。
友人がお店に行ったら「売ってたわよ!」と
写真入りでLineが来ました。



中央の水色オビ付きが『ミスター・Bの女神』。好評発売中!!!

営業をしていると名刺がどんどんなくなります。
チャイコの名刺を作ってもらっている
東中野の「はんこ屋さん」に追加注文していたのを
受け取りに行きました。


その帰り、いつものミスタードーナツに寄って
のんびりまったり、ちょっと読書したり。
お気に入りのニューヨークカップケーキが
クリスマス仕様になっていたので
チョコレートのをカフェオレでいただきました。
なによりの至福の時です。



可愛いスカルは鵺子さんのスマホケース。

13日にはNBAバレエ団の「くるみ割り人形」
お友だちと観に行きます。
ニューヨークにいたらバランシン版をNYCBで観たいけど
東京でなら当然、久保綋一芸術監督のNBA版です。







 

バランシンと『眠れる森の美女』

  • 2014.11.28 Friday
  • 23:34
この季節、暮れなずむ街を歩いていると
イルミネーションが点灯し始め
心が弾みます。

地下鉄の駅から地上に出て我が家に向かう途中
とてもステキなツリーを見つけました。
ただ緑一色に輝いているのです。
そのシンプルな美しさに惹かれました。




近づいて眺めると、
輝く緑色のガラス玉がたくさん付けられていて、
モミの木に張り巡らされたコードについた
夥しい数の小さな電球の緑色
そのガラス玉に反射して
ツリー全体が輝く緑になっているのです。

夢見心地で最寄りのカフェレストラン
カカオ・サンパカ」に入り、
カカオとチョコで有名なここのお店の定番
チョコソフトをアメリカンコーヒーといただきました。
甘くなくてチョコの味が強いので大好きです。




その日は法務局に出かけ、
チャイコの会社謄本と4000円の収入印紙をゲット。
チャイコの書籍を流通システムに乗せ
書店に配本してくれる会社と契約することになったので
そのための準備です。

ミスター・Bの女神──バランシン、最後の妻の告白』は
バレエの専門書ではなく、人間を描いたものだから
バレエ関係者だけではなく、
広く一般の読者にも読んでいただきたい。
今後もストーリー性のある、人間の匂いのする
作品を手掛けるのだから
本のためにも書店売りはありだろう。

新品が配本されるものの、

売れなかったり汚れたものは
よれよれになって返品されてくる。
書店には新刊書が毎日毎日全国各地から
送られてくるので時と場合によっては
その新刊の山は荷解きもされずに
出版社に戻ってくることもある──

そんなことは考えないようにしましょう。
とにかく、こんなに読み応えのある本は
多くの人に読まれてベストセラー
ならねばならないのだ!


そんなこんな考えているうち、
「カカオ・サンパカ」に隣接している
結婚式場の教会のガーデンの樹木が
ライトアップされました。
きれい!




家に帰ると、昨日送られてきた
人形デザイナーMASAKOさんの新作
オーロラ姫のチュチュ」を着て
秋葉スザンヌが『眠れる森の美女』の
第三幕ヴァリエーションを踊っていました。




眠れる森の美女』は、バランシン
サンクトペテルブルクの帝室舞踊学校の
生徒だったときに魅せられて、
いつの日かニューヨーク・シティ・バレエ団のために
作りたいと思い続けていた全幕ものです。




しかしロシア皇帝の財力で運営されていた
マリンスキー劇場の『眠れる森の美女』は
本物の馬が登場したり、
本物の噴水が宮廷の庭の階段を濡らし、
それはもう贅を尽くした舞台だったとか。




バランシン先生としては、どうせやるなら
デパートの安物売り場のようなのは作りたくない
ということで、実現することはなかったのです。

どうせやるならとことんやる、それがバランシン。
ヘンないい草だけど
ミスター・Bの女神』も行けるところまで行ってみましょう。




そんなこちらの思いは露知らず
スザンヌオーロラ姫は優雅に軽やかに踊り続けているのでした。


 

バランシンについて、佐々木忠次さんから

  • 2014.11.23 Sunday
  • 08:31
わー! ちょっとバテ気味です。

ミスター・Bの女神』の刊行から早一ヶ月。
送本、見本、献本の作業に加え、
11月決算のチャイコの経理事務、
営業&プロモーションの地固め、
次の出版企画の構想や準備を考える──
そんな生活が毎日続いているので
脳味噌が情報と思考と人間関係でぱんぱんになり、
爆発しそうです。

でもその甲斐あって、
バレエショップ「シルビア」さんで(こちら→)
ミスター・Bの女神』を東京と大阪で御取扱い
いただけることになりました。

本部の商品担当の方が
背景が見えてくるような素敵な内容でした。
バランシンが人として、作品を創っていく過程が理解できる。
バレエを志す方々が知りたい情報が満載されている。
バレエ書籍として多くの方に伝わるような打ち出しをしていきます

と感動してくださったのです。
ありがとうございます。

仕事はまだまだ山ほどありますが、その前に
脳のリセットをしておかないと、ほんと、
噴火してしまいます。

それで自分に二日の休暇を与え、
ベッドへの潜り込みを決めました。
ワインを飲んでうとうとし、目覚めては本を読み、
トイレと冷蔵庫に行くときだけ這い出して、
徹底的にぐうたらしたのです。

親友のK夫人から先日いただいた
花咲く中国茶2種も楽しみました。
百合仙子」「花好月園」と命名されたジャスミンティー。
英語での総称は blooming tea です。


(A)

(B)

ご覧の写真は「百合仙子」ですが
かちかちに乾燥して球体になった茶葉(A)に
熱湯を注ぐと、あら、不思議、
葉が広がるとともに美しい花が咲きます(B)。

美容と目に良い、とのことで、
K夫人の優しいお心遣いが感じられます。
華麗なお花を愛でつつ
疲れた心を癒されながら、いただきました。
ありがとうございます。

ベッドで読んだ本は
富永愛さん(32)による『Ai 愛なんて大っ嫌い
(2014.10 ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)。




さんは中学生だった15歳のときにモデルデビューし、
2001年、高校3年だった19歳で世界デビュー。
2010年にコレクションモデルを引退するまで
文字通り、世界のランウェイを闊歩してきた凄い人。

彼女のように背が高く、手足も長く、スリムで、
クールな顔立ちに生まれたかった。
愛さんがバレエダンサーだとしたら
バランシンにも愛されただろうなあ、
羨ましい。

ところがこの本には、
そんな自分の身長の高さゆえに学校でいじめられていたこと、
それぞれ父親の違う姉妹三人と母親との窮乏生活などについて、
恨み、怒り、憎しみの籠った「殺してやりたい
という感情が炸裂する文章で綴られている。

知らなかった。
さんは、そうだったのか……。

今では一児の母となり、
実の父との再会も果たし、
「殺してやりたい」人たちを許し、
自分探しを終え、自分の居場所も見つけたさんは
新たな活動を始めています。

そんな彼女をこれからも
リスペクトし、支持していきます。
この本を読んで、疲れた心が元気になりました。
さん、ありがとう。

もう一冊、佐々木忠次さんによる『闘うバレエ』。
2001年に新書館から出た単行本が
2009年に文春文庫化されたもので、
書棚にあったのを「闘う」という言葉に触発されて
読み直したのですが、
いやあ、やる気をもらいました。




佐々木さんはご存知、東京バレエ団を1964年に設立、
精力的に国内外公演を行い、
20世紀を代表する振付家にオリジナル作品を委託し、
名だたる海外バレエ団の招聘を続け、
日本のディアギレフ」の異名もとっているお人。

佐々木さんのこの本にも“怒り”が溢れています。
身体的にも文化的にも求められる条件にそぐわない
日本人のバレエを世界レベルにするための苦闘。
国家の支援もなく日本の民間バレエ団がここまで来た道のり、
新国立劇場のバレエ部門が国立バレエ団ではないのに
「新国立劇場バレエ団」と紛らわしく称されている事実。

日本のバレエは、なんと重いものを背負っていることか……。

でも、佐々木さんがバランシンを語っている
ページに来るとホッとします。曰く:

「(当時病床にあったバランシンの代わりにパリ・オペラ座の
指導者になった)
リファールはコリオグラファーとしての才能は
それほどとは思わないし、バランシンの足もとにも及ばないだろう


バランシンのほうはニューヨークへ移ったが、
都落ちのようなものだ。バレエ学校からバレエ団まで
何もかも最初から作らなければなかったのだ。
そのためにバランシンは、抽象的バレエの道へと
歩まざるをえなくなったのである。そして成功した


ミスター・Bの女神』にも
この辺のことが出てきます。
佐々木さんもバランシンを高く評価しているので嬉しい。
これでベッドから抜け出す活力が湧いてきました。
ありがとうございます。
滅入っているときは、「」の籠った本を読むに限ります。

お腹が空いたので、先日、営業のために
池袋西武の書店リブロに行く途中、
駅地下のEdy's Breadで買った11月限定販売の
Suicaのペンギンパン」をホットミルクと一緒に
いただきました。




ひとつは中身がカスタードクリーム、
もうひとつが栗あん。
全体的に以前食した「あきばニャンコ」と同じ味ですが、
おっとりしたフェイスを見ていると
心癒されていく。

隣のスタジオでは秋葉スザンヌ
バランシンの「セレナーデ」の曲に乘り
さわさわと踊っているのでした。




 

『ミスター・Bの女神』の評判と彷徨えるセールスマン

  • 2014.11.16 Sunday
  • 23:28
通っているスタジオ「Angel R」で(こちら→)
鵺子さんはレッスンが終わると、師事している先生方に
バランシンはお好きですか?」と問いかけて、
肯定的なお返事をいただくと(これまで全員がそうなのですが)
バランシンの本を作りました。御批評たまわれば嬉しいです」
と『ミスター・Bの女神』を献本しています。

土曜のヴァリエーションと
火曜の初中級&ポアントのカナ先生は
とてもおもしろいわよ。他の人たちもそう言っている
と評価してくださいました。

カナ先生のヴァリエーション・クラスでは
チャイコフスキー・パ・ドウ・ドウ
の女性ヴァリエーションを(こちら→)
教えていただいたことがあり、
鵺子さんはバランシンのバレエを踊る歓びを
ここで味わいました。

火曜ポアントのミオ先生、
水曜ジャイロキネシスのヨーコ先生、
先日土曜に初めて出てすごく楽しかった
キャラクタークラスのトモヨ先生。
皆さんがバランシン好きで、その理由は
「アメリカのバレエ団ではバランシンばっかり踊っていたの」
バランシンの振付はすてきだもの」
などと口ぐちにおっしゃいます。

先生方から徐々にいただける感想を心待ちにしている
今日この頃です。

これまでに買ってくださった方々からは
訳が読みやすい」「読み始めたら止まらないい
バランシンが可哀想で最後は泣ける
編集者がこの本に惚れこんだ気持ちが全面に感じられる
などのお言葉が届いています。




読者の皆さんからの評価に勇気づけられて、
月曜にはバレエ友だちK子さんが経営する
神谷町のスペインバル「レゾーオランジュ」に出かけました(こちら→)。
ミスター・Bの女神』のチラシを置いてくださるというので
ついでに見本もお店に飾っていただくことにしたのです。

まだランチをしていなかったので
チキンソテーを注文して、
恥ずかしいぐらいにペロリとチキンを平らげて、
たっぷりのソースがもったいないので
バターライスをひたひたに絡めて完食。
レゾーオランジュ」の食事は本当に美味しい。

店主であるK子さんが「出版記念のお祝いよ!」と言って
特製デザートを出してくださったのには大感激。




最下層が抹茶スポンジで
次にマロンクリーム、
さらに再び抹茶スポンジがきて、
その上に色違いのマロンクリーム、
そのまた上にやはり色違いのマロンクリームが
市松模様になってデコレーションされている。
で、これが硬く冷やされているので
添えられたヴァニラアイスとの相性がぴったり。
ありがたくいただきました。

水曜には池袋西武の書店リブロに出かけ、
委託販売をお願いできるかの交渉をしましたが、
「地方・小出版流通センター」に登録して
書店展開したほうが楽なのではとアドバイスを受け、
そちらを検討してみることにしました。

池袋から渋谷に戻り、「Angel R」でワンレッスン。
その後、いつもお稽古の疲れを癒すために入る
Mud Cafe」でカフェラテとNYチージケーキ。




なぜか向いの席に雛人形で有名な「久月」製の
くまちゃんがファッショングラスをかけて
偉そうに座っていたのですが、
頑張れよ」と言われているみたいで心和みました。

Mud Cafe」の社長はとても気さくな方で、
チラシを置かせていただいているのですが、
10日ほど前に置いたのがなくなっていたので
補充させていただきました。

帰途、渋谷のバレエショップに足を延ばし
委託販売のお願いをして、
チラシと見本を担当者に渡していただくよう
店員さんに頼みました。
色よい返事が来るといいのですが……。

家のドアを開けると、またまたカシャカシャ♪
タンバリンの音がして「エスメラルダ」が聴こえてきます。
秋葉スザンヌはこのヴァリエーションが
えらく気に入って、お稽古に余念がありません。







 

『ミスター・Bの女神』営業とスイーツの日々

  • 2014.11.09 Sunday
  • 20:07
先週から来客と外出が増えています。

この水曜は、二年前まで習っていた韓国語のM先生と
ふたりの共通の友人Gさんを交えて
南青山のレストラン「カカオサンパカ」でランチ(こちら→)。
食後にティータイム用のケーキを買って、
我が家に寄っていただき、
姦しくお喋りをしました。

近況を報告し合い、
お二人とも『ミスター・Bの女神』を読んでくださると言い、
お菓子つくりや旅行や料理の話題で話は尽きません.
そのときの “お茶の友” の一部がご覧のケーキです。




カカオサンパカ」はチョコレートが抜群に美味しい──
手前は、リキュールでしっとりさせた薄いスポンジに
チョコスポンジを重ね、その上に
梨のコンポート入りキャラメルムースを載せたもの。

奥は、チョコスポンジの上にダークチョコクリームを重ね、
その上にミルクチョコムースを載せ、
再びダークチョコクリームを重ねてから
カカオパウダを振ったもの。
どちらも甘みは抑え、チョコの味が効いています。

翌日は旧友二人と新宿の「ロクシタンカフェ」でランチ(こちら→)。
南仏プロヴァンスをルーツとする
自然志向のコスメメーカーの世界最大規模の
旗艦ショップが展開されているビルのなかにあるお店です。

このお二人とは年に2回は必ず旧交を温める仲で、
Y子さんは子供のころからバレエをやっていて、
その昔、私に「これが一番、こうして五番にするのよ」と
手とり足とりバレエの基礎をプライベートで教えてくれた人。
T子さんは、私が在職中に担当した書籍をいつも読んでくださり、
お知り合いに広めたり批評してくれていた人なのです。

今回もこの日、持参した『ミスター・Bの女神』を
お二人が購入してくださいました。

「まあ、きれいな本になったわね!」
「よく頑張ったわねえ!」




いまから一年半ほど前、この本の原書を見せて、
翻訳出版することを初めて打ち明けたのもこのお二人にでした。
本が出来上がるまでの一部始終を見守ってくれていた
ありがたい友人です。

その「ロクシタンカフェ」でいただいたデザートは
ランチとセットにできる小ぶりのものにしました。
Y子さんはクレームダンジュ(下の写真・奥)、
クリームチーズとメレンゲ&生クリームが素材です。
T子さんと鵺子さんはクレームブリュレ(下の写真・手前)、
ちょい焦げのパリパリでおなじみです。




さんざんお喋りをして、春先の再会を約束して別れると、
鵺子さんはビジネスモードに入り、
新宿駅最寄りのバレエショップに
ミスター・Bの女神』の委託販売のお願いに。
本部の担当者に連絡するよう告げられて、
幸先良いかもとルンルン気分になり、
ポアントを履くときの親指プロテクターと
トウパットとバレエ雑誌を数冊買いました。

表参道に着くと、その足で
やはり最寄りのバレエショップへ。
店員さんに見本とチラシを預け、
担当者に渡していただくことになりました。

この委託営業の成果は丁と出るか半と出るか。
まだ書店販売ができないので、
こつこつと丁寧にマーケットを広げて行こうと
張り切っているチャイコの編集兼営業担当の
鵺子さんなのでした。

セールスマンが意気揚々とした足取りで帰宅すると、
なにやらカチャカチャ♪楽しげな音が聞こえてきます。
私設スタジオのドアを開けると、
先日、通信販売で買ってあげたタンバリンを手に、
秋葉スザンヌが「エスメラルダ」の練習に
励んでいるのでした。




 

バランシン vs. マイケル・ピンク

  • 2014.11.05 Wednesday
  • 00:05

10月25日、NBAの「ドラキュラ」は凄かったですよ!
ドラキュラ伯爵を演じ踊った大貫勇輔さんはもちろんのこと、
マイケル・ピンク氏の振付、フィリップ・フィーニーの音楽、
そしてアメリカから運び込まれた舞台装置、衣装、照明道具、
当然ながらNBA団員のダンスも素晴らしかった。
ドラマチックバレエって、心を揺さぶられますね。




 

7月末にS席チケットを購入したときは
まさかロビーで『ミスター・Bの女神』の物販をするとは
思ってもいなかったので、
当日は売り子の役とバレエ鑑賞でおおわらわ。
でも友人で女優のNAOKOさん(下の写真)
そばにいて手伝ってくれたので、心強かったです。

 


 

26日はチケットなしでしたが、
スタッフ枠で二階席の後部から見ることを許されて
なんだか得しちゃいました。

 

ミスター・Bの女神』はドラキュラとは無関係なので
売れなくてもともと、何事も経験だ〜
と思いつつ売り場に立っていたのですが、
知り合いがけっこう買ってくださったし、
えーっ! バランシンの本? いつ出たの?
スザンヌ・ファレルのこと書いてある?」

目を輝かして買ってくださるお客様までいてほんと嬉しかった。

 

スザンヌも出てきますが、最後の奥さんというのは
小児マヒになったタナキルさんですよ
」と応える鵺子さん。
物販はこういう生のやりとりができるのがメリットです。

 

26日、「ドラキュラ」公演最後の夕べ、
レセプションに参加させていただきました。
芸術監督の久保綋一先生、大貫勇輔さん、
マイケル・ピンクさんの順で挨拶が述べられて、
和気あいあいとした雰囲気。

 


右からNBA芸術監督の久保先生、大貫さん、ピンクさん、NBAバレエミストレスの野田美礼さん
 

びっくりしたのは、世界的な評価を得て
海外でも活躍しているマルチダンサーの大貫さんが
誰に対してもフレンドリーで、スターぶってなく、
「バレエ団との共演が嬉しかった」と飾り気なく率直に
お話なさっていたことです。

 

大貫さん無くして日本版ドラキュラは有り得ない。
気品ある、しかし冷徹で、恐ろしく、超不気味、
それでいて人を恋しく思う寂しがり屋のドラキュラ伯爵に
彼は舞台で成りきっていました。
ドラキュラ」は毎年10月のハロウィーンシーズンに
大貫+NBAで、TDLなみに一ヶ月公演やってもらいたいです。

 

皆さんが歓談だの記念撮影などをしているとき
マイケル・ピンクさんに接近して、
「私、こういう者で、バランシンの本を出しました」
と名刺を差し出すと、
「それは良いですね。バランシンはいろいろありましたが、
彼はただひたすらバレエを創ることを楽しんでいた人です。
彼の時代にはバレエ団に予算もなく、だから
舞台の背景はブルーだけだったり、装置も簡素でした。
でも400もの作品を残したのですよ」
ピンクさんは彼なりのバランシン観を語ってくれました。
とても気さくで素敵なお方です。

 

明けて27日、月曜日は、小田急線の経堂駅からほど近い
行きつけの美容院「Vitrine」(こちら→)
の店長さんが本を買ってくださるというのでお届けに。
ついでにヘアー&トリートメントをしてもらいました。
ゆったり寝そべってのトリートメントタイムには
連日の疲れのため、大いびきの鵺子さん。

 

でも、その夜、一週間ぶりにバレエのレッスンに行きましたよ。
NBA芸術監督の久保綋一先生ですからサボれないのです。

 

28日、火曜日の10時半ごろ、
ぐっすり眠っていたのですが、電話で起こされました。
「チャイコさん……、ですか?」
「はい、こちら、営業部です」
「○○大学法学部の○○書房ですが、
学部の先生がみすたーびーがなんとか、とかいう本をご希望で……」
「まあ、『ミスター・Bの女神』ですね! 
弊社はまだ書店売りしていないので、
即、お届けにあがります! 午後一で!」

 

鵺子さんは身なりを整え、いそいそと出かけました。
こういうご注文はとても幸せに感じます。
書房の方によると、その先生は法学部だけど演劇好きで、
ドラキュラ」を鑑賞なさったときのチラシで
チャイコの新刊を知ったのだそうです。

 

こんなふうに、ぼちぼちですが
チラシを見たお客様から注文がきています。
滑り込みセーフでやってみて、ほんと良かったです。

 

大学からの帰途、ドトールコーヒーショップでティータイム。
本が売れた自己流祝賀会です。
チョコバナナミルクレープとアセロラクランベリーヨーグルト。
疲れを癒してくれる、またとない味わいなのでした。

 


 

29日、水曜日には、本を買ってくれるという友人と
古巣の新潮社の敷地内にできたカフェ「la kagu」(こちら→)
で落ち合い、お茶をしました。
チャイコの次の作品を翻訳してくださっている訳者さんも一緒です。

 

しかしなんとも驚いた!
東西線神楽坂駅の早稲田口から地上に出ると
道を渡ってすぐの所からカフェへの長〜い通路があって、
緩やかな木造の昇り階段になっている。
倉庫を改造した店内は、1Fがカフェ+お洒落な衣類などのショップ、
2Fには家具、衣類、小物などのコーナー+講演会スペース。
けっこう人が入っていて、客層は本好き文学老若男女といった感じ。
新潮社らしいのです。

 

遅めのランチを兼ねての女子会でしたから、もうお腹ぺこぺこ。
la kagu」で人気の、日本一美味しいといわれている
ホットドッグを頂いてみました。
4種類のソーセージがありますが、
試してみたのはハバネロというピリ辛で、う〜ん、
日本一かどうかは比較のしようがないが、イケてるお味です。

 


4時間も姦しくお喋りをして外に出るともう夕闇で、
浮かび上がる、昔見慣れたはずの元倉庫が
以前とはまったく異なる次元のオブジェのようで
不思議な感覚にとらわれました。

 


 

帰宅すると部屋で秋葉スザンヌ
おニューのクラシックチュチュを着て
「エスメラルダ」をひとりで踊っていました。
そろそろタンバリンを買ってあげなくては。

 







 

バランシンの本、刊行後の慌ただしさ

  • 2014.11.04 Tuesday
  • 19:43

忙しい!
忙しすぎてブログの更新を2週分さぼりました。
自分でも気持ちが悪い。
なので、遅ればせながら二回分を書いて分載いたします。

**************************
 

先々週の22日、水曜日、予定通りに
ミスター・Bの女神──バランシン、最後の妻の告白
が刷り上がり、夕刻近くにうちの会社
チャイコに届けられました。
美しい仕上がりです。

 



実は刷了の日取りが確定した10月14日、
急いでNBAバレエ団に電話して、
25、26日の「ドラキュラ」公演のプログラムに
広告を入れさせてくれるよう、
チラシも配布させてくれるよう、頼みました。

 

広告は15日までに版下を入稿できるならば
スペースを空けておく、と言われたので
即刻デザイナーに連絡し、作成を依頼。
15日に滑り込みセーフで入稿できました。

 


「ドラキュラ」プログラム、スタッフページ下段に入った1/3広告
 

チラシは17日までに入稿なら間に合うとのことで、
これまたデザイナーに頼み込んで滑り込み。
まるで綱渡りだったのです。

 


チラシ
 

そうこうするうち、『ミスター・Bの女神』が届き、
22日の夜は予約のお客様への発送準備をして、
翌朝、郵便局に運んで発送でした。

 

24日の午前中も同様で、それが終わると
銀行に行って両替です。
翌日から「ドラキュラ」公演が始まる
五反田のゆうぽうとホールで物販をさせていただくので
チャイコがお釣銭を用意することになっていたのです。
文房具屋でコイン類別ケースも買いました。
念のために領収書も。




お釣銭に便利なコイン類別ケース


銀行の帰り道、南青山5丁目の
Cafe Madu」でお茶をしました。
普段通りかかる時間帯にはケーキが売切れているのに、
この日は苺のショートケーキが一個残っていたので
紅茶とセットでいただきました。
ケーキのスポンジにはオレンジ系リキュールが沁みていて、
下に行くほどしっとりしています。

 


 

Cafe Madu」は20年前からこのブティック街にあり、
オープンテラスと奥行のある店構えがパリのカフェのよう。
近所に住んでいる友人と
「年取ったらブリジッド・バルドーやミレーヌ・ドモンジョみたいに
年がら年中ここで日向ぼっこしながらお茶しようね」
と話しているお気に入りのお店です。

 

その日の夜は、ある友人ご夫妻が
出版祝いにと中国レストランに招待してくださり、
5冊お買い上げいただけるとのことで、いそいそと出かけました。
いつにも増して美味しい食事とお酒です。
「美しい本に仕上がったのね」
「よく頑張った」
そのお褒めの言葉がどんなに身に染みたことか。

 

食事を終え、ちょっと眠気を覚えながら帰宅すると
お昼前にドールデザイナーMASAKOさんから届いていた
新作バレエコスチュームを着て、
秋葉スザンヌが玄関で出迎えてくれました。
なんて可愛い! 村娘の衣装のジゼルみたい。
思わず笑みが浮かんで眠気も疲れも吹っ飛びました。

 



 

ドラキュラ・ブームとNYカップケーキ

  • 2014.10.17 Friday
  • 23:29

仕事が一段落すると心が軽い。
マイ・カントリーハウス付近の園芸店で
葉に斑入りのススキを見つけたので買いました。
小さな紫の花付きの萩もなにげに数本植えられています。

 


 

それにしても、ここ一年ずっとかかわってきた
バレエ書籍の新しい出版社、チャイコの新刊書
ミスター・Bの女神──バランシン、最後の妻の告白
が22日に刷り上がるのが待ち遠しい(こちら→)。
ニューヨーク・シティ・バレエの10月のカレンダーに
ぐりぐりと花丸をつけました。
(株)チャイコさんは、一念発起してtweetを始めました。

https://twitter.com/tchaiko_ballet/
 


ご覧のカレンダー、10月の写真はアナ・ソフィア・シェラー踊る
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」。
偶然にも、チャイコの名前の由来となった、
ミスター・B振付の傑作です。

 

仕事以外の時間がとれるようになると
なんだかそわそわしてきます。
いまの気分は25 日にバレエ友だちと観に行く
NBAバレエ団の「ドラキュラ」にまっしぐら!(こちら→)。

 


 

バレエ情報ポータルサイト「Ballet Navi」に掲載された
舞踊評論家・高橋森彦さんによる
大貫勇輔さんとバレエ団リハーサルの記事を読み(こちら→)

Lineで友だちと盛り上がっている今日この頃、なのです。
 

高橋森彦さんは、NBA芸術監督・久保紘一さんの
バレエ思想もよく理解なさっている。
21世紀のクラシックバレエ界を牽引している
ドラキュラ」の振付家、マイケル・ピンクさんについても
高い評価をしています。
来日中のピンクさんと久保先生の写真はこちら→。

 

以前読んだ記事で、
僕たちはいつまでもバランシンばかりではいけない。
彼を追い越さないと
」と豪語していたピンクさん。
そんな彼のバレエ「ピーターパン」や(こちら→)
「ロミオとジュリエット」(こちら→)も観てみたいですね。

 

彼がバランシンを意識しているのは
ミスター・Bの卓越性を絶対的に認めているからこそでしょう。
バレエに演劇的要素を持ち込んでいるマイケル・ピンク
ストーリー性を排除した作品を追及したジョージ・バランシン
しかし二人には共通性がある──
それぞれの同時代におけるバレエとは異なる肉体の使い方をダンサーに求め、
既存のバレエとは違うものを創ろうとしているのです。

 

バイ・ザ・ウェイ、「ドラキュラ」でおもしろいことがあります。
南青山5丁目のブランドブティック街に
ジョニオことカリスマデザイナー・高橋盾さんの
Under Cover」のお店があります。
イルミネーションがカラフルできれいなせいか、
夜になるとガラス張りのお店の内外に
観光の外国人や日本人客が光りに魅せられた“蛾”のように
寄ってくるのです。

 


店に入ると大好きなビョークの歌声が流れていました。
今シーズンのコンセプトは「Cold Blood (冷血)」。(こちら→

ふと見ると、青や赤の柄物のウエアには
森に横たわる人を襲おうとしている
「ドラキュラ伯爵」が描かれているではあ〜りませんか!
空にはなぜかUFOが浮かんでいる!

 


左下、横たわる人に襲い掛かるドラキュラ伯爵。孔雀の上の方にUFO。
 

こういう奇想天外さにはイチコロです。
「これ、どうしたんですか?!」とスタッフに興奮して訊くと
高橋はドラキュラやUFOが好きなんです」とのご託宣。
もう、びっくりしてしまいました。
ドラキュラは宇宙人だったのかも!

 

そうかも!! 人間の血を吸って永遠に生きるなんて、
それは宇宙的次元の生物でしかありえない!!!
 

振り返って、この地球に目を戻すと
15世紀中頃に実在したルーマニアの王で
ドラキュラ物語のモデルになったとされている
ワラキア公、ヴラド三世がオスマン帝国に敗北し、
収監されていた地下牢がトルコで発掘された──
という考古学的ニュースが米タイム誌で報じられていました。

 

 ヴラド三世
 

なんか、ここにきて、にわかにドラキュラ・ブーム。
月末からは、ドラキュラ伯爵が吸血鬼になる前の物語
「ドラキュラ ZERO」という映画も公開されるし、
世の中ハロウィーンで賑わいドラキュラの
コスプレ衣装も人気だし。

 

そんなこんなで浮き浮きしている鵺子サンは
所要で出かけた東中野の駅近くのミスタードーナツに入り、
クーポン券8枚でもらえるリラクマのふわふわケット狙いで
どっさりドーナツを買いました。
あと2枚足りないので、締切の26日までにもっと
ドーナツを買わなくてはなりません。

とりあえず今回購入したのは下の写真です。
 


 

前方の三つがただいま新発売キャンペーン中のNYカップケーキ。
仕事しながらいつもDVDを流しっぱなしにして見ている
連続ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の
セックス大好き4人のニューヨーカーウィメンが
よく歩きながら食べているスイーツです。

 

とりあえず、UFOみたいなココアビスケットが
チョコソースクリームに刺さっているケーキ、
これでおうちカフェをしました。
ヤミ〜!





 

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(株)チャイコのHP

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このブログについて

バレエ関連書籍の出版社「チャイコ」専属エディター、鵺子が仕事、バレエ、スウィーツなどについて書いています。

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チャイコの本


NYタイムズ紙から絶賛され、
アメリカで20年踊り続けた
天才ダンサー・久保綋一の
新たな挑戦とは?
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アンセムの物語、後編!
地面が崩れ、摩天楼が沈む!
不気味なテロ集団から
「スーパーバレリーナ」は
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一度死に、鼓動600回/分の
心臓でよみがえった
バレリーナが空を飛び、
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神と謳われた天才振付家
その神の創造力を喚起した女神
これは二人の真実の愛の物語
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